日々是勉学


by rotarotajp
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十字軍騎士団

 講談社学術文庫「十字軍騎士団」を楽しく読了。テンプル騎士団(騎士修道会とも)、聖ヨハネ騎士団(同)と十字軍のアレコレ。

 ちくま学芸文庫の「アラブが見た十字軍」も最初の本屋で見かけて手に取ったのですが、持ち合わせがなくて断念。

 この筋のものをアマゾンで検索すると「十字軍の音楽」(CD)「聖王ルイ」ちくま学芸文庫「コンスタンチノープル征服記」講談社学術、ベルヌーの「テンプル騎士団」白水社、等々。意外に読み応えのありそうな本が山積みなのであります。

 さて、テンプル騎士団と勢力を二分する聖ヨハネ騎士団というと「なんじゃ?」というのが最初のRotaの知識量でしたが、これは後のロードス騎士団、マルタ騎士団のことなのだとかで納得。この騎士団がもっぱら巡礼者用の病院を運営することから始まったというのは初耳。聖ヨハネ騎士団に付属した女子修道会が、すなわち女性看護士(看護婦)の歴史的起源とみられているのだそうです。
 テンプル騎士団が軍事に特化した集団であったが故に、世俗権力と争い異端とされ、最後は騎士団長以下が焚刑に処されるという無残な最期であったのに比べ、聖ヨハネ騎士団が弾圧も受けずに生き残った理由の一端は、このわかりやすい慈善行為にあったのではないかと「十字軍騎士団」の著者はほのめかしています。

 現代史的にも意義のある「文明の衝突」の実例的テーマ。機会があればもっともっと付き合ってみたいものです・・・・とはいえ・・・紹介されている原書類が読めないことを考えるとやや悔しい(^-^;(こういう感覚は資料マニアの証拠なのかしら?) ・・・・フランス語とアラビア語、ラテン語。チュートン騎士団を含めるならドイツ語も必要です。・・・しかも当然古典文法なのでしょう。

 実用に耐える万能翻訳機はまだまだ登場しそうにありません。2001年あたりには自我をもったコンピュータが生まれてるはずだったのですがね。
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by rotarotajp | 2007-04-15 22:28 | 私事