日々是勉学


by rotarotajp
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2007年 06月 25日 ( 1 )


 実は自分の思想のブレを確認するため、この数日、いわゆるネット左翼的な人々のブログやHPを回覧しておりました。
 Rotaの(あまり多くもない、また短い探求の結果ですが)感想としては、ネット右翼とされるであろう人の方が罵声語が少ないように感じます。思想的に相反する人を許せない気持ちを左翼系の人は非常に強く持つようです。「潔癖」という言葉が真っ先に浮かびました。
 格別根拠のない定説や通説を心の底から信じているように見えるのは、あちらもこちらも同じなのでしょう。
 慰安婦問題や南京事件など、いわゆる特定アジアが話題の中心であるのはネトウヨと同じようです。

 さて、慰安婦問題。

 最近何かとよく聞く「米下院議会外交委員会」の121決議案でありますが・・・
http://foreignaffairs.house.gov/dayevent.asp?date=6/26/2007

 目くじらをたてるほどのものとは思えませぬ。議論が盛り上がるのはよいことで、一層、証拠なり証言なりが集まれば将来の史学にも資する所となるでしょう。早い時期に多くの(その真実性のあるなしはともかく)証言を集め、将来の検証に供するのは今の世代の義務でもありましょう。

 証言が嘘であればやがてメッキは剥がれ、それなりの評価が下るでしょうし、逆の場合もまたしかりなのであります。

 現時点で慰安婦が存在したことは確定しております。
 謝罪も方々で行われていますし、歴代首相も謝罪しています。

 現時点で、この問題の焦点は軍の命令、すなわち国策としての「女性の拉致」があったかということです。すでに戦争責任の賠償は完結していますから、この件で追及されるべきところは賠償ではなく「謝罪」にあります。
 しかしながら強制を半ば事実として謝罪した河野談話があったにもかかわらず、慰安婦問題は再燃しました。つまりどうやら謝罪が問題なのではありません。

 では一体なにが問題なのだろうというと「日本人は強制性があったことを信じなくてはならぬ」という一点に絞られてきた観があります。(政治的には勿論アジアの覇権を固めようとする中共の意図もあるでしょう)

 さて、米のCRSメモでも取り上げられていましたが、
 今のところ、肯定派が「証拠」とするのはインドネシアのオランダ人女性の一件A)。「直接」の関与を否定する人も、このオランダ人女性の例を取り上げていますB)。

A)日本兵がオランダ人女性を強制的に連行し、慰安婦とした。
B)この事実を知った軍は女性を解放し当該慰安所を閉鎖した。

 この件は肯定派には「兵士による強制があったではないか」ということになり、否定派には「軍がそれを咎め、二ヶ月という短期間で慰安所を閉鎖した上、女性らを解放している以上、これはそのような形での強制を軍が規制していたという証拠ではないか」ということになる。

 ところでオランダの件については異説もあるようですが、今のところRotaは通説をとります。あえてその点に言及するのは、オランダの裁判記録が公開されたなら見方が変わるかもしれない事件だからです。

ちなみにこの件についての日本政府の取り組みとして↓
関連:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/syuryo.html

 米下院議会外交委員会の議決が通れば日本でも大きく報道されるでしょう。ただし、これまでのように贖罪への希求が日本人から沸き起こるかというと疑問を感じます。静かな、沈んだ敵意のようなものが醸成されてしまうのではないでしょうか。

 先日も指摘しましたように、多くの人間が自分の手で資料を探せる現代(基本的に二次資料が多いのは真実ですが、一次資料もまた多く公開されています)では、これまでのように無害な一律の反応を期待するのは不可能なのです。

 マスメディアがその受信者を「教育する」時代は終わりました。これからは個人が個人を教育する時代です。(↑教育する・・・傲慢な言いようですが、Rotaは実際にマスメディアに在職する人間がこのようなことを口にするのを聞いたことがあります)

 ネトウヨ、ネトサヨという現象は、久しく社会が求めてきた政治への関心の深まりの一つの形です。
 両者ともますます研究を深化させ、それぞれの意見を開陳していっていただきたいものであります。
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by rotarotajp | 2007-06-25 02:09 | 時事