日々是勉学


by rotarotajp
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<   2006年 02月 ( 10 )   > この月の画像一覧

民主党

まさか議員にまでなられた方が、いま報道されているような浅薄な「根拠」のみに基づいて行動されることはあるまい。隠されている情報がまだまだあるのだろう。このところ野次馬根性丸出しでニュースにかぶりついている。「火付け役」の議員は確信犯的に噂を取り上げ、証拠が集まるのを待ったのだろうか?もしそうであったなら、ひどい遣り口だ。午後にはその火付け役の「謝罪会見」があるそうだから、見るともなく聞くともなく、テレビはつけっぱなしになっている。それだけの価値はある。
はたして「涙の会見」になるのであろうか?いまさら泣いたところで子供も騙されやせぬ。そも涙で済むなら警察はいらぬヨ。
事実をあますところなく告白するか?いや、ありのままを語る政治家なら、そもこのような事件に巻き込まれてはおるまい。
メールは偽物だったが内容には確信がある、と強弁するか?そんなものは世間様が許してはくれぬ。
四面楚歌の八方塞。御本人は文学的な表現で「修羅」とおっしゃっている。
太平洋戦争前の日本も修羅に苦しんだ。修羅を切り抜ける政治家がおられたなら300万の死者は出なかったかも知れぬ。この目前の「修羅」を見事に征服したなら、日本を背負う政治家集団として民主党を見直そう。国家の大難に比べればたいした事件でもないのだから。
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by rotarotajp | 2006-02-28 12:31 | 私事

ことのついでに・・・

ヒトラーの髭を取ったらどうなるのか?実験してみましたよ。
こんなです↓ちょっと印象がきつくなっていますでしょうか?
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by rotarotajp | 2006-02-25 16:47 | 時事

ヒトラー雑感再び

先日ヒトラーをアルツハイマー患者と書いたが、最近は彼の認知障害をパーキンソン病に付随するもの(?)、その合併症と捉えるのが普通であるらしい。古い本ばかり読んでいたので、現代の研究に関する知識が抜け落ちた。
(´-ω-`)
さて、だとすると、アルツハイマー様症状の上に大きくパーキンソン病というものがあり、それがヒトラーの命を食い荒らしていたわけだ。多くの映像に残る彼の手の震え(後には全身の)はこれによる。
彼がパーキンソン病だったとすると、先日の「スターリングラード戦の強いストレスが病気を誘発した」という書き方は間違っていたかもしれない。(パ病の原因は不明)
一般に「ヤブ医者」と評価されているヒトラーの侍医は、当時の医学界の、そして歴史の強い批判にもかかわらず、正しい薬を処方していたことになりそうだ。当時の医学では(今もだろうか?)パーキンソン病の根治は不可能で、その症状を軽減させる事ぐらいしか出来なかった。彼の侍医が処方していた覚醒剤類は、おそらく彼の症状を軽減したであろう。(ちなみにこの侍医の処方した薬が病気を誘発したのでは、という意見もあるようである)
さて、このところヒトラー三昧であることはすでに書いた。本も読み飛ばせば、映像も見ているし、写真やポスターの類も収集している(無論ネットでだが)
最近、ヒトラーの写真も見慣れてしまい、おかしみを感じるようになった。オカッパ刈りにチョビ髭?これが笑わずにおれようか。歴史上の人物で、チョビ髭はこの人のほかにはチャップリンしか思いつかぬ。ヒトラーが採用したために、おそらく今後もチョビ髭が流行るという事はなさそうだ。ふむ・・・せっかく髭をはやしていることだし、しばらくチョビ髭にでもしてみるか・・・ヒトラーにではなく、チャップリンに敬意を表して。
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by rotarotajp | 2006-02-23 14:32 | 私事

ヒトラー雑感続編

リーフェンシュタールのTriumph des Willens(意思の勝利)のDVDを探しているのですが、どうも仲介販売はあっても輸入販売はないようで、なかなか手に入りません。ネットで断片的な映像は手に入れられるので、そちらを見ております。・・・が、やはり一度は全編通してキレイな映像で見てみたいものです。「意思の勝利」ほど重要ではないリーフェンシュタールモノは殆ど手に入るのですが・・・やはりナチの宣伝になってはいかんと販売会社も腰が引けるのでしょうか?こうした映像がメディア的には「すれっからし」の現代っ子に危険だとは思えませんが(^-^;
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by rotarotajp | 2006-02-22 20:58 | 私事

ヒトラー雑感

ボルゴグラードと聞いてもピンときませんが「昔はスターリングラード」と聞けば、よほど歴史に興味がない人でも「ああ、」と思い当たるはずです。モスクワの南東900キロ。第二次大戦中、最大の市街戦が行われた都市。
戦後、この恐るべき「廃墟」を訪ねたシャルル・ドゴール将軍は「嗚呼、スターリングラード!注目に値する偉大な人々!」とつぶやいたそうです。ロシア人は鼻高々でしたが、後で確認すると「はるばるここまでやってきたドイツ人」を評しての言葉だったそうで、ソ連側がいたく憤慨したとかしなかったとか。
ドイツ人がはるばるここまで攻め寄せなければ、欧州の歴史は違っていたでしょう。スターリンは損害の大きいドイツとの戦争に及び腰で、このスターリングラードに至るまで何度となく休戦を打診していたそうです。遮二無二攻めて、不退転の決意で軍を前に進めていたのは「ヒトラーの意思」でした。多少の迷走をまじえながら、進軍進軍、また進軍。それがついにスターリングラードで覆りました。帝国軍二十数万が包囲され、生き残った九万が降伏。ポーランド侵攻以来のドイツ不敗神話が終わりました。「不可能を可能にするヒトラー」の神通力も、一般の国民の間ではともかく、一部将校の間では疑問視されるようになります。
アルツハイマ-病の主要な原因は「ストレス」と推測されているそうです。この病気を患ったとされるヒトラーの言動が目に見えておかしくなるのは、スターリングラード以降です。(ヒトラーの健康状態については良書が多くあります。アルツハイマーのみが彼の問題ではありませんでした)民主主義を「無責任」と否定し「最高指導者」に全てを託す国家において、ヒトラーの変調は致命的なマイナス材料となったようです。
彼の変調は、ついに彼の「暗殺計画」を誘発します。最も有名な「ヒトラー暗殺未遂事件」は1944年7月に起きました。暗殺者の仕掛けた爆弾はヒトラーの間近で爆発しましたが、ヒトラーは軽傷を負っただけでピンピンしていました。
よく考えるのですが、この時ヒトラーが死んでいたら、その後の歴史はどうなったでしょう?国防軍の将軍達は西との講和を考えていました。それが思惑通り受け入れられたかはともかく、その交渉の責任者として、軍部は戦後に残ったかもしれません。第一次世界大戦の敗戦時「カイザーは去り、将軍たちは残った」といわれました。よくナチを悪者にして、あたかも国防軍に非はなかったような「物語」がありますが、ドイツ・ナショナリズムの最も強力な擁護者は常にドイツ国軍です。おそらく彼らは敗戦の責任をナチになすりつけた事でしょう。前の敗戦責任をユダヤ人と革命に押し付けたのと同じ遣り口です。時を経ずして、第二のヒトラーがドイツに生まれ出ていたのではないかと思います。
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by rotarotajp | 2006-02-19 16:06 | 私事

わだつみ

今日は暇&鬱なのでもう一個投稿。
ずっと以前、自分で確認の為に調べた記憶がないから、おそらく小学生か中学生程度の頃だと思うが、誰かに「きけわだつみのこえ、のわだつみって何ですか?」と尋ねた事がある。その方は、おそらく詩的に「それは海の波のことだよ」と教えてくださった。そんなわけで、Rotaはずっと「わだつみ」を波だと思ってきたし、「きけわだつみのこえ」の文字で喚起されるイメージは、海岸に押し寄せる灰色の「波」であった。そして「わだつみのこえ」はその波の囁きであった。ところが先日、別件で辞書を眺めている時に、この「わだつみ」が「海神」または「海」の事であると知った。18歳にして迂闊なことで紅顔汗顔の至りである。この「海神」という表現を読んだその時、波に洗われた白い骨にドス黒い腐肉がついたような不快を感じた。自分が「神」という言葉に反発を感じることも知らなかったから、これは二重の驚きである。「きけ海神の声」ではいかにも説教くさいではないか!かつて「海の波」と教えてくださった方も、あるいはそう感じておられたのかもしれない。
さて、ところで「きけわだつみのこえ」という書物そのものには多く批判がある。とてもそこに踏み込む知識はないが、Rotaはボンヤリと「わだつみ~」は日本版「アンネ・フランクの日記」のようなものだと考えている。悲劇を隠れ蓑に本来捉えるべき事柄を捉え難くくしていると思うのだ。「アンネ・フランク」はナチの凶悪さを示す書物ではない。実際の虐殺は無数のドイツ国民(とその協力者)が行ったものだ。多くの人がナチに賛同し、その行為を応援し、協力した。これは人間一般が持つ「悪」の物語のはずである。ところがアンネ・フランクはナチの特殊な悪を燻りだす道具に使われている。悲劇を看板にして特定の「悪魔」を作り出し、そこに「穢れ」を押し付ける姿勢は、どうも感心できない。「学徒出陣」は日本国民の要請だった。総動員の中で行われたのだ。学徒は天皇や軍国主義の犠牲になったわけではない。日本の犠牲になったのだ。これは「学徒」だけのことではない。例えば「原爆」の取り扱いにも奇妙な偏向と「ねじれ」がある。原爆はアメリカの判断で落とされたものだ。この非人道行為の責任は、まず第一にはアメリカにある。数百年後の教科書は、きっと「最初に核を使った国」としてアメリカを非難するだろう。広島長崎の前にはゲルニカ空爆の悲劇も色褪せる。サヴォナローナじゃあるまいし「原爆」を解釈して「罪ある我らに神の怒りの剣が振り下ろされたのだ!」と絶叫する人々はどこかおかしい。「わだつみ~」から汲み取るべきは、若者が日本の人々の為に死んだという事実だ。彼らになりかわって特定のものを攻撃するのは、ドイツ人がナチを一般から浮き出た特別なものとして再構成し、頬っかむりするのと変わらない。(これはナチの支配下に置かれた欧州全土で起こった問題である事も忘れてはならない。ユダヤ人絶滅に共感したのはドイツ人だけではない。それ故にこそナチの再構成は欧州の多くの人の支持を受け、既成事実化されている)さらに一点、今に伝えられる「戦争の悲劇」は、すべからく「敗戦の悲劇」である。「勝ち戦の悲劇」などというものは、普通問題にされない。戦争に負ける、その過程が悲劇となるのである。悲劇を悲劇と認識するなら「次の戦争」で負けない国家の形ををつくる努力を怠ってはならないとも思う。軍事の研究を怠り、精神論の「平和」を推し進めた挙句、生か死かの極限でまたしても特攻に頼らなければならないとしたら「悲劇に学ばぬ愚か者」との非難を甘受する他ないではないか。その時には「海神の非難の囁き」も大音響の絶叫にかわるだろう。
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by rotarotajp | 2006-02-16 14:07

長寿と繁栄を

最近ヒトラーづいています。児島襄の「ヒトラーの戦い」(8巻前後まで)(文春)、アーヴィングの「ヒトラーの戦争」(1巻)(早川)、ジョン・トーランド「アドルフ・ヒトラーI~ある精神の形成」(1巻)(集英)と、続けさまに流し読み。この中ではジョン・トーランドが一番面白かったように思いますが、いかんせん、どこに埋もれてるのやら、2巻目以降が見つかりません。引越しで捨てちまったのカナぁ・・・どうせ絶版だろうし、しばらくは古本屋めぐりが続きそうです。断言します!この世で本ほど捨ててはイカンものはありません。かならず後で後悔しますぞ!それにどういうわけでか、いい本ほど短い期間で絶版になります。
さて、本日の御題はヒトラー氏ではなく、ジョン・トーランドの続きがなかったせいで、恒例Rotaのマイブーム「怒涛のSF流し読み期間」が始まってしまったので、その件についてです。ニーヴンの「リングワールド」を読んだら文字通り止まらない暴走列車になってしまいました。
で、Rotaが選ぶSF小説オールタイム・ベスト!!

★ロジャー ゼラズニイ !
好きだなぁ・・・SFとファンタジーの融合。「光の王」は最高
★ラリイ・ニーヴン
処女作から天才です。ノウンスペース
★ダン シモンズ
「ハイペリオン」とその続編。
★コリン・ウィルソン
「賢者の石」この作者にとってはSFではないのかも(笑
★ヴァン・ヴォークト
「スラン」「宇宙船ビーグル号」古典的名作!
★ビジョルド
気軽に読めて面白い。マイルズ・シリーズ
★オースン・スコット・カード
「エンダーのゲーム」が良すぎて続編はやや迫力不足
★ウィリアム ギブスン
「ニューロマンサー」かつてのパンクもいまや古典です。
★ジョージ・オーウェル
「1984」誰もが知る大名作・・・「ビッグ・ブラザー」
★デイヴィッド・ブリン
「スタータイドライジング」宇宙のイルカ話に夢中になる不思議。
★ハインライン
いわずと知れたSFの王。「宇宙の戦士」「月は無慈悲な夜の女王」
★フランク・ハーバート
他はともかく「デューン」第一作は息を呑む出来。
★アシモフとクラーク
・・・SFといえばこの二人。銀河帝国、ロボット三原則、2001年
★フレデリック ポール
「ゲイトウェイ」と「マンプラス」で不朽の名声。
★アン マキャフリィ
「バーンの竜騎士」シリーズ。SFに分類するのは間違いだろうか?
★アン・マキャフリが来るならレイ・ブラッドベリやアーシュラ・K・ル・グィンも・・・

名前がパっと浮かぶのはヒューゴー/ネビュラばっかりですなぁ(^-^;
もっとおもろいSFは沢山あるはずなんですが・・・思い出せませぬ!
ちなみにスタートレック・シリーズもこっそり読んでます。

・・・「竜の卵」やら「アルジャーノンに花束」、ホーガンにグレゴリーベンフォード
グレッグ・ベア、むむ!一杯思い出してきたヨ・・・財布隠さなきゃ・・・
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by rotarotajp | 2006-02-16 12:46 | 時事

映画

さて、威厳のある映画にはなかなか出会えないが、この数年の作でいえば、メル・ギブソンの「パッション」にはそれを感じた。「ヒトラー最後の~」を観ながら、やたらと思い出されたので、もう一度じっくりと鑑賞してみた。サディズムとマゾヒズムの交差する宗教劇で、人によって意見も色々だろうが「おもねり」の少ない映画として心に残る。
それにしてもだ!大手のものには「観てよかった!」と思える映画が少ない!最近で言えば(最近でもないか・・・汗)「プライベート・ライアン」の最初の数分には度肝を抜かれたが、後で考えれば、あれはジュラシック・パーク同様、見たことのない映像を見せられたから。ストーリーは子供でも首を傾げる奇天烈モノだった。そういう種類のテーマパーク映画が全盛のようである。SFXの最精鋭技術を駆使したSWのような映画がなくなっては寂しいが、「お菓子」だけでは腹はふくれぬ。「パッション」の制作が発表された時分、「メル・ギブソンはこれで終わりだ」といわれた。ハリウッドの有力者にはユダヤ系が多く、キリスト受難劇でその周辺を刺激すれば、もう彼に仕事は来ないだろう、というわけだ。さらには映画の製作に莫大な私費を投じてもいる。さて、結果はどうだったのだろうか?確かに俳優としての出演は減っているようでもあるが、もともとあまり出る方ではなかった。映画の製作に情熱を傾け続けているようで、南米の太古?を舞台としたApocalyptoが今年の夏ごろには完成するらしい。主流であれ、反主流であれ、話題性のある面白い映画をつくる人には頑張っていただきたい。ところでユダヤ系監督の雄といえばスピルバーグだ。彼が経営に加わる映画会社がドリームワークス。(おお!HPの雰囲気いいなぁ)そのドリームワークスが2005年の暮れ、パラマウントに買収されるというアナウンスがあった。作品リストをみると、スゴイ会社だなぁというのがわかる。1997年の設立以後、目立つものでは「アメリカンビューティー」「プライベート・ライアン」「キャスト・アウェイ」「グラディエイター」「シュレック」etc・・・もっとも最近一番売れたシュレックは別会計会社の扱いとなったようだが・・・、さて、映画界の麒麟児スピルバーグも老舗の傘下に引き戻された。ますます大手ばかりの映画が量産される体制が整いつつある。スパイダーマン2のレンタル中古が300円で置いてあったので買ってきたが、どうも見る気がしないでベッドの下に突っ込んである。ふむ、安いと思って衝動買いしたが結局は無駄遣いであったか!
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by rotarotajp | 2006-02-15 12:08 | 私事

総統

ヒトラー最後の12日間を観て、改めて今「我が闘争」(角川文庫)を読み直している。部分部分において退屈である事は否めない。全般に理路整然としているようであるが、時折ひらめく特定民族への憎悪が、どうにも引っ掛かるのである。Rotaはユダヤ系の友人を持った事がないので、一体ユダヤの何がそれほど苛立たしいのかが理解できず、そこに断絶が生じる。それが不愉快で、彼が羅列する「犯罪」に実際の裏付けがあるのかを、その折々に考えさせられる。ヨーロッパの古い外観を残す都市の片隅には、時折ゲットーらしき所が残っている。周囲に比べて小さな家がひしめきあう一角などが、あとで都市の案内書などを紐解くと大抵そうだ。そこでユダヤ民族は、キリスト教徒が倫理的に抵抗を感じる仕事を引き受けて生活を営んできた。ヒトラーの言及はそうした千年余の中の侮蔑、差別が結晶したものであろうか?あるいは実際に、彼が信じたような敗戦時「背中を刺す」ような行為がドイツ在住のユダヤ・コミュニティーの中で組織だってあったのだろうか?一民族の粛清は理由のいかんを問わず、今の観念においては許されざる事であるが、一つの存在を断固否定する「意思」の生成過程には興味が湧く。
ところでカラー映像のドキュメンタリーなどを見ると、実にヒトラーの存在は際立っている。背後に控える黒と白の親衛隊員、ヒトラー自身は明るいカーキか、白色のコート。腕には赤、白、黒のナチ腕章。演出もイベントごとに見事。花火とサーチライトの中を、ナチ式の敬礼をしながらオープンカーで進む総統。熱狂する大群衆が彼のゆく道に花束を投げる。ここでも赤と白と黒の旗が所狭しと翻る。開戦前の実績はケチのつけようがない。インフレを解消し、三人に一人が失業するドイツを立て直した。ぐたぐたの敗戦国に軍隊を再建し、一兵も損なわず失われた領土を取り戻し、あまつさえオーストリアを併合して大ドイツを創り上げる。大ドイツ国民はフューラー、アドルフ・ヒトラー個人に忠誠を誓う。こうした人物を否定する方法は?チャップリンの方法以外にはあるまい。偉大性を茶化し、笑い飛ばすのだ。
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by rotarotajp | 2006-02-10 12:20 | 私事

預言者

20世紀は主義・思想の世紀でした。全体主義、共産主義、社会主義、資本主義、良くも悪くも、理性によって人間の社会を理解し、改革しようとした世紀です。さて、21世紀。どうやら500年ばかり理性が後退して「宗教」の世紀となりそうな予兆があります。バチカンは守旧的思想の法皇を選び出し、イランはホメイニ師を彷彿とさせるカリスマ、アフマディネジャド氏を国家指導者に仰ぎました。自由思想の盟主、アメリカ大統領までキリスト右派のホープってんですから、世も末です。日本も神道原理主義の首相を出す時期なのかもしれません。冗談はさておき、デンマーク誌が昨年9月に掲載したという預言者の風刺画が、どうしたわけでか、今になってイスラム教圏を巻き込む大騒動に発展しています。寛容の宗教、平和の宗教を自認するムスリムとしては極端な運動です。すでに暴力とイスラムがイコールとして捉えられている昨今、よりいっそう行動によってその宗教の非暴力を訴えねばならないはずの彼らが、またしてもデンマークの国旗を燃やし、大使館に卵を投げつける。これでは「本当は怖くないのですよ」といわれたところで、怖がらざるを得ないではありませんか!報道、言論の自由を擁護し、それを国是とする国家は多くあります。言論の宗教からの「自由」はその大きな要素の一つ。欧州や合衆国、そして日本では、宗教的な理由による「焚書」は行われません。人の自由な判断力を信じるからです。普通、政府には言論統制の権能が与えられていないのです。デンマーク政府を咎めるのはオカド違い。この件で騒げば騒ぐだけ、よりいっそう「文明の衝突」は深化していくでしょう。他人の意思を攻撃した時から「信仰者」は「狂信者」と呼ばれるようになるのです。
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by rotarotajp | 2006-02-04 18:58 | 時事