日々是勉学


by rotarotajp
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<   2007年 03月 ( 9 )   > この月の画像一覧

読了

「ウィーン物語」(講談社学術文庫)を読んだ。ウィーンの生い立ちをざっとなぞったもので、意外に面白い。「ドイツの都市と生活文化」「帝都ウィーンと列国会議」などと併せ(共に学術文庫)オーストリア・ドイツとは何かを考えながら読むと感慨も深い。
 ヨーロッパの都市というと、石の重みに耐えかねて地盤沈下を起こしている印象が強いのだが、多少沈んでも硬く結晶化された本質はビクともしないものらしい。
 日本にそんなものはないから、羨ましいような、羨ましくないような複雑な気分だ。
 石造りの尖塔を見上げて溜息をつき、町を飾る紋章や彫像を観察し、建物に打ち付けられた銀色のプレートを読む。「~はここで生まれた」云々。
 人間が都市を育てるのではない。ここでは都市によって人間が育てられる。一住民は長い歴史の中の、一瞬の変数に過ぎない。
 とてもじゃないが裸で付き合える相手ではない。
 その点日本の町は気楽だ。浮ついた心には、安い温泉場のような軽薄な日本の都市が似つかわしい。千年もその場にある石の彫刻なぞ気味が悪いヨ。ちょっと朝の挨拶をするにも威儀を正し、背筋を伸ばさなきゃならぬもの。
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by rotarotajp | 2007-03-31 13:10 | 私事

無残也

 どこぞかの未成年アイドルが喫煙と年上男性との交際とで芸能界からパージされるのだという。なんとも浅ましいニュースだ。未成年の少女に大人が大勢群がって金を稼いだあげく、テレビに求められる高い倫理性に背くという笑い話のような理由で、その未成年の少女を厳しく罰する。ではきいてみようではないか?いったいどこの大人がそれほど高潔に生きているのというのか?喫煙が彼女の将来に影響?笑わせてくれる。彼女を責める側に、未成年の頃喫煙していなかったと言い切れる人が何人いるのか?いないとはいわせない。未成年の喫煙に問題があるのはわかりきっているが、いまだにその「身体未発達」な未成年者の前で煙草をプカプカふかす大人も大勢いる。鹿爪らしい顔で彼女の「罪状」を読み上げる関係者の中にもいるだろう。なんという残忍無残な世界なのか。喫煙よりよほど悪質だ。いつか大人になる彼女のファンらは思い定めていることだろう。この世は「情け無用」だと。いつかわたしたち全員がそんな社会を創り上げたことを後悔するだろうが、その時にはもう遅い。せめてこんな辺鄙な世界の片隅で、その事を主張しておきたい。
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by rotarotajp | 2007-03-27 17:49 | 時事

例によって欝払いの読書

 先日竹島の日韓秘密交渉の内容が暴露されたから、流れでいえば、なぜ日本が竹島で警備行動をとらなかったについての投稿をすべきなのだろうけど、なんでかまたヒトラー・ネタであります。
 「わが闘争」角川版上巻でよく引用される箇所、第七章「革命」
「かくしてすべては無駄であった。あらゆる犠牲も、あらゆる労苦も無駄であった。はてしなく幾月も続いた飢えも渇きも無駄であった。しかも我々が死の不安を怖れながらも、なお我々の義務を果たしたあの時々も無駄だった。その時倒れた二百万の死も無駄だった」
 ところが!解説書の類を読むと「ヒトラーは演説においては巧みだったが、カキモノは下手だった」と評される場合が多いのです。当時ドイツを熱狂させ、欧州にも無数のナチ・シンパをつくった演説を「繰り返しの多い機知にかけた演説」と表現する人もいるのだから、よほど頭にキテいると思うのですが、もし民主社会がヒトラーの再生を警戒するなら、彼を厳密に、そして正当に評価すべきだと常々Rotaは思っています。そうでなければ何を恐れ、何を警戒しなくてはならないかがわかりません。読み物としての「わが闘争」は世間でいわれているより、遥かに面白いものです。(あえて表現するならSF的で)
 カキモノといえば阿川弘之の「山本五十六」もファンの多い本です。なにかというとこの本の引用を始める海軍好きの友人もいます。
 先日靖国の遊就館に行った流れでこれもこの数日で読み返してみました。以前はもっと癖のない平易な文章だと思っていましたが、改めて読むと意外にカドのたつ壮士風の文で「本は何度も読んでみるべきだなぁ」と改めて思いました。
 著者の山本提督像で、やや引っかかったのが、いま手元に本がないので確かな引用が出来ないのですが「俺なんか最後はセント・ヘレナさ」と、提督が述懐する場面。ずいぶんこの提督、ショッていたのだなぁと。文中で強調される提督の必要以上の自己顕示抑制は、顕示欲過多と変わらなく生臭く思えます。ところどころに出てくる嶋田海相の人物像の方がケレン味がなくていい。それを著者が意図したのかはわかりませんが、とにかく骨が引っかかって、好き嫌いでいいますと、以前に読んだときは提督を好ましく思ったものですが、今回は嫌いになりました。
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by rotarotajp | 2007-03-22 14:26 | 私事
 かの国には対馬を韓国の領土だと主張する政治団体があるらしい。対馬に上陸しての太極旗掲揚運動、奪還運動等繰り広げる予定らしいが、これは素人目にもなかなか難しい。おそらくは竹島を安全圏に囲う為の環境づくりであろう。ところで竹島を巡る議論は日本からすれば決して落着していないが、すでに半島では既成事実となって、人が移り住むほどの事態となっている。

 竹島の問題については、きわめて簡単な解決法が一つあるように思える。
 ある日、日本の海上自衛隊なり、保安庁が、不法に占拠を続ける島の人間をいっせいに排除したとしたらどうなるだろうか?
 日韓関係は緊張し、ロシア、シナがいっせいに非難の声をあげ、場合によっては国連での裁定にまで持ち込まれる。問題はおそらく国際社会周知の事となるだろう。事実関係が掘り起こされ、そうした様々な材料諸共、狭いアジアを出て世界の目が集う場に持ち出される。
 あるいは竹島は失われるかもしれない。しかし、今現在、すでに竹島は失われているのである。そのすでに失われた島でもって、日本が領土問題につき断固たる手段をとると実例を示せば、他の領土問題については有利になる。
 これすなわち「簡単な解決法」だ。

 領土問題を重要視するのは当然のことだ。自国が領内と認識する海域で軍隊を動かしても、それは自衛である。例えば対馬に自衛隊を駐留させても問題にはならない(笑
 日本が竹島進駐を国内警備行動と主張すれば、それを本当に問題視する国家があるとは思えない。(日本と領土問題を抱えるロシア・シナは除く)
 なんといっても係争領域に先に軍隊を派遣したのは韓国なのだ。

「もし武力衝突がおき、死者がでたとしたら」という議論がある。もし韓国艦が日本の領海内で対艦ミサイルなりの兵器を使ったとしたら・・・・

 しかし領土の境とは畢竟、そういうことである。
 命を費やしても守る覚悟がある限界線のことである。自分の家でいえば庭か玄関か?とにかく第三者に侵入占拠されて、警察に電話する場所である。
 その意味で防衛と侵略が紙一重だというのは本当だ。国家が命を安く見積もれば、防衛の枠を突き抜けて侵略へと向かう。人に入られるのは嫌だからと庭を自分勝手に広げて、かえって町内会の鼻つまみ者になる。(現在の韓国がそれに近いことをしていると思うが、いかが?)
 今日の日本が、自領と認識する竹島を越えて日韓国境を相手側に進めるようなことは、国内世論を考えても、国際世論を考えても、まずあり得ない。
 と、なれば自衛隊等による竹島確保が行われないのは、一重に要路にある人々の事なかれ主義によると思わざるを得ないのである。
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by rotarotajp | 2007-03-19 15:06 | 時事

 歴史本好きの人ならたいてい知っている「名将言行録」という有名な本があります。文字通り雑記の類から名将といわれる人の言葉や行動を拾い出しまとめたものです。真実性には疑問符がつくらしいのですが、読み物としてはとても面白く、拙者は葉隠の上中下とまとめて一番とりやすい本棚の左端に寄せてあります。岩波の文庫全八巻のやつを保有しおりますが、もっと良い版のものもあるかもしれません。要約本は面白いところがごっそり抜け落ちている場合が多いので、葉隠の要約本同様、お薦めではありません。
 パラパラとページを繰ると、例えば藤堂高虎の章には「七八歳の頃、ほとんど成人の如し」と最初にあります。デカい人だったのですね。父は浅井の家臣だったようです。いつの頃か、山本喜助という者を殺して浅井を立退きます。大紋の羽織を裏返しに着て追っ手を逃れた。こうした本筋と関係がない、教科書的でない描写が面白いのです。
・・・追手のもの「大紋の羽織着たる人は通り申さざるや」と尋ねければ「茶無紋の羽織着たる人計り通り候」と答え・・・
 言行録はどちらかというといい評判しか載せません。島原の乱がらみで鬼扱いされる松倉重政なども英雄のようです。だからまぁ、安心して読めます。お薦めであります。
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by rotarotajp | 2007-03-18 10:38 | 私事

なんじゃそら?

 日興の件、悪質じゃないといいますが、こちらは株博打の胴元、国内三位の証券グループです。その筋でいえば賭場を開いてる組織の人が自分の賭場でインチキやってつかまった格好。場の客は「ええ?」と胴元組織を疑って当然でしょう。まず本人は親分の前で指つめ、下手うてば湾に沈められるか山に埋けられるか。
 国家経済防衛のためというなら、それはそれでよし。しかし発表した理由がいただけない。
「組織的、意図的とまでは言えない」・・・本職の専門家集団がケアレスミス?・・・もう少し作文のうまい人を選んで、一般大衆にわからない専門用語を散りばめた理由にするべきだった。経済用語なんて横文字でわかりにくいのが一杯あるはずです。わかりやすい日本語すぎて駄目ポ。
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by rotarotajp | 2007-03-12 21:57 | 時事

投票

 例によって朝鮮日報をチェックしておりましたら(日系新聞とは違ったソースがあってやっぱり面白いのです)CNNのクイック投票(ネットでYes、Noの投票を求めるもの)にShould Japan apologize again for its World War II military brothels?という項目があったことを知りました。
 military brothelsで軍慰安所のことです。結果は謝罪すべきが26%、謝罪する必要がないが74%。必要がないに150万票入ってます。
 朝鮮日報によると「韓国のネットユーザーらは「到底受け入れられない結果だ」として、組織的な賛成票(「再び謝罪するべきだ」)を投じている。」とのこと。
「へぇ?」という気持ちですが、結果には疑問も残ります。
 日本の組織票のことはもちろん、少し前からCNNの投票は韓国の組織票・重複票を排除しているとの声があるからです。朝鮮日報や中央日報の呼びかけに応じて出された組織票・重複票が入っていたなら、おそらくこの数字、結果も変わったはずですが、グラフの割合の中にそれが見られません。
 組織票により結果が混乱するのは明白ですから、そのような投票行動はCNNの趣旨に沿わないのでしょう。しかし、もしCNNがそれに対し、何らかの手段を講じているのなら、それはそれとして公開すべきだと思われます。(もし韓国からの組織票が排除されているのなら、勿論、日本からのそれも同じように処理されるべきです)
 CNNの投票には、そのネーム・バリューから重要な投票については、常に「○○に投票してください」と呼びかけるネットの住人が出現します。しかしCNNは結果グラフの下に「現実の意見を反映したものとは保証しない」と但し書きをつけるのみ。
 せっかくの投票が形骸化しているのみならず、世論に間違った印象を与えかねないとあって、かえって有害な情報に変化しつつあります。
 上記投票の結果に日本の組織・重複票が入っているとは思いたくありませんが、もしそうなら今後CNNが日本の票を排除対象に組み入れることもあるかもしれません。(慰安婦問題は世界のニュースの海の中では実に関心度の低いニュースであるはずです。他のニュースの10倍以上も票が入っているのは明らかに異常です)「主張すべきだ」「やり返すべきだ」との声は理解できますが、相手と同じ土俵に乗っては反論のしようもないではありませんか?
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by rotarotajp | 2007-03-08 19:17 | 時事

植物知識

 ごくごく稀に「植物知識」という薄い本を手にとることがある。ある人に「自然に対する関心が薄い」と意見されたのがきっかけで、なるべく見えやすい位置におき、何かあれば読んで知識を深めようと画策しているわけなのだが、なかなか進まない。ただし、同書は植物の本としてはナカナカ面白い。特に「まえがき」が良い。最初の一言が「花は、率直に言えば生殖器である。」目から鱗が落ちる思いがした。続いて記述があるように、蘭学者宇田川ヨウ庵の著作「植学啓源」の「花は動物の陰処のごとし~」を端的に約めた言葉なのであるが、いわれてみてはじめてそうと気づき、植物の異様、人間からの乖離に思いが至る。
 本文には図鑑風に、イラストと花の解説が羅列されている。
 ヒマワリについてはこうだ。
「ヒマワリは一名ヒグルマ、一名ニチリンソウ、一名ヒュウガアオイと呼ばれ、アメリカ合衆国の原産であるが、はやくに広く世界に広まり、諸国で栽培せられている。」
 ふむ・・・左様であるか。
 読む人が読めば面白いのだろうが・・・
 やはりもう一つ駄目なようである。宝の持ち腐れだなぁ。
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by rotarotajp | 2007-03-07 21:30 | 私事

ビジョルド再び

 どーもマイナス・モードで指を動かすのもかったるいが、あまりサボると書かなくなっちゃいそうだから、気合と根性で・・・と、いっても特に興味があるようなこともないなぁ(´・ω・`)困ったもんだ。
 株は年初に思ったとおり一段調整が入ったみたいだけど、これは下がらない場合の方が怖いので、スコンと落ちてよかったのだろうと思う。日本に限っていえば今更暴落したところで、底がしっかりしてるから怖くない。やはり戦争の終わりが見えてきた米国とバブリーな欧州がハシゴの天辺近くまでいって、高っ転びにコケそうな気がする。
 さて・・・そういえばビジョルドの新刊読みました。
ttp://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3657
「チャリオンの影」という歴史ファンタジー物であります。三部作の第一部らしいです。で、これの続編はヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞を総舐めにしたとの事。このビジョルドおばさん、一体どういう頭の構造してんだと(なにせ大量に書き散らし、それが全てベストセラー。ベストセラー作家はネビュラからは縁遠いのが普通なのに3回とってます。ヒューゴーはざっと見ただけで長編4の中篇1で5回・・・普通は1回とったら一生モンの賞です)本当に頭が下がります。昔は現代のハインラインとかいわれてましたが、そのハインラインを受賞回数でも受賞の質でも、賞の数でもあっさりと追い抜いてしまった。
 ちなみに「チャリオンの影」も、語り口の柔らかい、割とライト・ファンタジーっぽい話です。執筆の構造は(それほど癖はありませんが)ディック・フランシスとかによく似ています。いまさらマイルズ・シリーズを最初から読むのは面倒だという人は挑戦してみたらどうでしょう。三部作といいながら、マイルズ・シリーズ同様、ちゃんと一話完結しています。後書きを読んだ限りでは、どうやら一部毎に主人公が変わるみたいですね。
ttp://www.dendarii.co.uk/Photos/lois.html
↑こんな人だそうです。
一番下のスポック・カットが笑えますなぁ。
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by rotarotajp | 2007-03-02 20:28 | 私事