日々是勉学


by rotarotajp
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<   2008年 01月 ( 6 )   > この月の画像一覧

女性

 ヒラリー・ロダム・クリントン女史の「リビング・ヒストリー」を読んでおりましたら、世界中の14歳から44歳までの女性の主な死因は、自分の家庭における自分の身内の暴力、という記述がありました。なんと無残な現実でしょう。

 女史はアフリカを中心にした女性器切除(FGM)の習慣についても軽く触れておられます。

 この問題ではワリス・デイリー氏の例が有名なのかな・・・
http://en.wikipedia.org/wiki/Waris_Dirie
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_0920.html
http://www3.ocn.ne.jp/~ariyoshi/sawako/spr/spr3.htm

 この行為は過去には女子割礼と呼ばれていましたが、男子割礼(性器の切除はない)と混同されるので、2005年から呼び方をFemale Genital Mutilation(FGM)に改めたのだそうです。

 中共の一人子政策は本人の意思によらない強制堕胎を浸透させました。(西チワン族自治区博白県では政策違反者の女性1万7000人以上を連行し不妊手術や中絶手術を強制、暴動が起こったとの報道がありました)
 望まれず出産された女子の売買はビジネス化され、男子の数が極端に増えた関係から、適齢期の女性の誘拐と人身売買が激増。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/071119/chn0711191823003-n1.htm

 北京オリンピック、ないしは上海万博の前後に中国経済は大崩壊すると予測する人が多くおられますが、崩壊するより崩壊しなかった場合の方が、日本人にとっては恐ろしいのかもしれません。

 ところで対策が進められているとはいえ、今現在のところ、日本も衰え行くジャパン・マネーの残り陽で人身売買大国と看做されていることは忘れてはならないでしょう。頭の隅において消費者にならない努力を。
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20080123-03.html
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20080125/CK2008012502082070.html


 さて、ビジョルド女史の五神教シリーズ新刊を読みました。
 この作でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の3賞を受賞しているそうです。
 主人公は40歳の王太后。なかなか設定が凝っています。軽い読み物として大推薦。前作「チャリオンの影」を読んでおいた方が勿論楽しめます。一応続き物ですからネ。

 本日のテーマに沿って話を進めるなら、

 物語はもともと女性のものなのだろうと思います。
 狩猟や農耕に疲れた男性が、滔々と語る姿をボクは想像できません。
 原初、暗い洞窟の中で、子供たちに家族の、そして彼女自身の物語を話して聞かせたのは、きっと女性です。時に大袈裟に、時に面白おかしく。時に悲しく、痛々しく。
 そういえば先だっての芥川賞、直木賞も受賞者は女性でした。
 近年世界で一番売れた小説、ハリー・ポッターも女性の作。
 今世紀、恨めしいことに偉大な「ストーリー・テラー」はみな女性のようです。
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by rotarotajp | 2008-01-27 14:59 | 私事

不如学也

 中学生の頃、国語の先生に「学習の意味」を解説していただいた。
先生曰く「学」とは考えること、「習」とは真似ることである。この二つがあわさって「学習」となる。とのことであった。
「中学校ぐらいまでの勉強は習う、つまり真似だ。真似は簡単にできる。でも高校、大学の勉強は学ぶ、つまり考え、新たに創造することだ」が先生の口癖であった。

 論語の衛霊公篇にこんな一章がある↓

子曰吾嘗 子曰く われかつて
終日不食 終日食らわず
終夜不寝 終夜寝ねずして
以思無益 もって思うも益なし
不如學也 学ぶに如かざる也

 これを先生の御説に即して「思うに益なし、学ぶに如かず」とボクは捉えた。
 つまり考える事(創造的に)が重要なのであって、漠然と思っているのではイカンという事なのだと。これはボクの言葉にすると「白昼夢と思索の差」である。

 が、先ほど念の為に語源を確認したら「学ぶ」は「まねぶ」=「真似る」から来ているのだという。

・・・・・
・・・

 ○○○中学校国語担当の○○先生。違うじゃありませんかっ!(T-T;

 まあ、大きな意味ではきっと間違っていないと思う。より現代的に、よりポジティブに捉え過ぎていたというトコロだ。(そうだ。そういうことにしておこう)

以思無益
不如學也

 要するに孔子はここでも、論語全体において一貫している主張と同様、形式の継承を薦めているようである。
 先人の知識に学べ(真似よ)と。

 東洋権威主義の発祥元だけのことはある。

 上記の国語担当教師殿はその後日本を捨てて外国に移住してしまわれた。(教え子たちは皆さもありなんと思ったものだ)たぶん今も外国に住んでおられるはずである。

 様式も形式も、知識も、すべて大事だろうけど、それは所詮基礎だ。その上に何を残せるかが人の偉大さだと思う。

 世界を征服した欧米には「学ぶ」=「真似る」受験戦争なんてものはない。ああいった「受験戦争」があるのは発展途上国、第三世界だけだ。
 詰め込みは手っ取り早く字が読める労働者を工場に送り込むための方便。知識が幾らあっても幸せにはなれない。創造的にもなれない。
 基礎がいくら丁寧に出来ていても、その上に立つのがプレハブ小屋では情けない。豪華絢爛な大宮殿を建てよう。彫刻や絵画や、音楽に飾られた、炎のように輝く宮殿を。

 誰に見えなくてもいい。ボクには見えているノダ。(なぜか泣けてくるけどネ)

 チョコ食べ過ぎて血糖値あがったかな(汗
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by rotarotajp | 2008-01-26 21:24 | 私事

チミノ監督

 ロイターが「中国の男性、息子から鳥インフルエンザに感染した可能性」という記事を配信している。当局は「ウイルスが人から人へ容易に感染するタイプに変異した証拠は今のところない」としているようだ。もっとも中共にはSARSで情報を隠した前科がある。今年は国威を賭けたオリンピック・イヤーということもあり、こうした公式発表を鵜呑みにするお人よしはおるまい。・・・と、思ったら日本の大手メディアは「限定的」説を堂々と掲載している。もちろんそうかもしれないし、そうであってほしいが、疑問符皆無で公式発表を再拡散させるのはメディアの使命を放棄した行為だと思う。そもそもこの「息子」は先月中に死亡しているとのことである。


と、思っていたらこんな記事が↓(追記
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080111/bdy0801112126001-n1.htm


 ロイターは七日にも中国の鳥インフルエンザを報道している。
http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUSPEK202663
 新疆から南京はほとんど中国を横断している。
 ところでパンデミック(pandemic)は「氾世界流行」と訳されるそうだ。ある病気が世界的に大流行する様をいうのだという。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/05pandemic/0511phase.html

 DVDでマイケル・チミノ監督の「天国の門」を観た。3時間に短縮される前は5時間だったらしいが、そちらを観てみたいものだ。少々人間関係の説明が足りなくて、主人公が結局自分の階級に回帰していくラストシーンがやはりよく理解できない。あれは写真の女性なのだろうか?他に奥さんがいたってことかなぁ?わからん。最初のハーバードのシーンは圧巻。全体にスピード感があり、画面の質も出来が良くて黒澤監督の乱を思い出しました。テーマは確かに陰惨なので一般公開でコケたのもムベなるかな。五時間を三時間に短縮し、それをさらに二時間で公開したというのだから無茶じゃ。ラスト近辺は少々手抜きの印象。力尽きたか・・・・
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by rotarotajp | 2008-01-10 23:38 | 私事

手放す

 ぼくはどうも付き合い運がないらしい。
 高校の時、一年半ほど付き合ったツレは卒業後まもなく命を絶った。人生で二度目にキスした女性は病気で亡くなった。昨日は大学の友人の一人が事故か病気だかで亡くなったそうだ。みな過去の知人だけど、一時は息がかかるほど近くにいた連中だから、こたえる、こたえないでいえば、やっぱりこたえる。

 昨日の夕方、やや取り乱した友人からその友人の訃報を伝える電話があった。「本気にしやがってバカだね」と、折り返し連絡があると思い、しばらく待ったが二度目の電話はなかった。今日になって他にメールなども届いた。結局本当のことだったようだ。
 安いモルトをコーラで割って、飲めない酒を飲んで、いま背中が痛い。

 運悪く連絡してきた地元の友人に酔った勢いでぶちまけ「関係ない奴に悪いことをした」と気分は最悪。全体に不快至極なので、痛い背中をかばいながらベッドに丸まって、モルトの残りを舐めながらDVDを鑑賞。
 これまた面白くもなんともなく気晴らしにならぬ。

 亡くなった友人が卒業を前にして言った言葉を憶えている。
 意気揚々ぼくが「語り継いでもらえるような立派なことをしたい」というと、彼はシニカルに笑って「語り継いでもらってどうするの?」と一言。
「君の業績を憶えている人はみんな死んでしまうし、極端なことをいってしまえば地球もいつかはなくなるし、宇宙だってきれいさっぱり消えてしまう。人に語り継いでもらってどうするの?」
 その時は答えられなかったけど、彼が期待した模範解答はきっとこうだったろうと思う。

 人の評価は重要ではない。大事なのは自分が自分をどう評価するかだ。

 彼は自分にA+をつけれたのかなぁ、とぼんやりと思う。

 さあ、もうブツブツやるのは終わりにしよう。こうやって文を書いているうちに「禁じられた遊び」をしているような、何か嫌なものが胸に溜まってきた。
 すべてきれいに手放して、さっぱりして、ぼくの中に残る色褪せた彼を解放しよう。
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by rotarotajp | 2008-01-09 23:27 | 私事

ラーメン

 御年玉は古くは食物であることが多く、殆どの場合はお餅であったそうです。
 大晦日に寝て新年の朝目覚めると枕元に御餅が置いてある。それが子供の初喜びとなるわけです。

 九州には「首なしの馬」に乗った「白ひげの御正月様」が鈴を鳴らしながら、子供に餅(つまり御年玉)を配りにやってくるという、なかなかホラーな和製サンタの伝説もあるのだとか(食生活の歴史:講談社学術文庫)
 
 別に新年になったからだというわけでもありませんが、お気に入りのラーメン屋に行って、早速一杯すすってきました。
 熱い汁から麺をずるずる吸い上げる、あの最初の一口がいいですね。

 世は株価の下落やらで大騒動ですがRotaは幸せです。ほっほっほ
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by rotarotajp | 2008-01-04 19:06 | 私事

2008

 新年おめでとうございます。

 今年のお正月。
 犬の大小便を踏み、一張羅の上着が猫のトイレ。叔父さんの家の出窓に頭をぶつけて「流血の惨事」と不事欠。
 額にぬるぬるしたものを感じて手をやると、てのひらが真っ赤。
 その時、手当てをしてくださった叔母さんが「よかったね。これは厄落とし」とおっしゃった。大袈裟にいえば宗教的な体験デス。身体の禍なモノが、黒い血となって出ていったようで、目の前がパァと明るくなりました。催眠療法ってこんなものかもしれません。

 「子」は十二支のはじまりの一文字です。
 本来「草木の種子がどんどん伸びて芽生え始める様子」(暦と占いの科学:新潮選書)をあらわしているのだとか。
「子」の当て字が鼠なのは、その繁殖力の故。
 昔の人は「鼠」を増えゆくモノの象徴としたのですね。

 サテ・・・、
 Rotaにとって「平成」は、あまり有難い年号ではありませんでした。
 黒い布に覆われた棺が寒々しく進む御大葬に始まり、未曾有の経済収縮があり、ビルが倒壊する大地震も、宗教団体による無差別殺人もありました。
 個人史の中ではアレやコレやの苦々しい記憶と重なります。

 この平成二十年にして、ようやく何か平らかなものが感じられる「平成」になったような気がします。



 外はぬくぬくと上天気。



 もうほんのしばらく、新年の機嫌を楽しみましょうか。



追記:
 大昔の同級生から年賀状を頂きました。
 筆の勉強をしているというので、冗談口で「手を一回見てみたい」とお願いしたら送ってくださった。
 一字、白い葉書の中央の漢字は、なるほど良い形。
 しかし!何と書いてあるのかわからない。示偏に堪の右側を足したような字。示は神様関係というから、何かおめでたい字なのだろうと思うのですが、しかし、わからない。辞書をひいても読めない。読めないのは悔しい。
 福かしら?「禧」?「祺」?ムム・・?
 漢字源がどこかにあったはず・・・
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by rotarotajp | 2008-01-04 08:50 | 私事