日々是勉学


by rotarotajp
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ニュース散見


 中国貴州省で数万人規模の暴動が発生したとの事。少数民族の多い省のようです。暴動が起きたのは民族自治州内のようです。報道を読む限り釈放された強姦殺人容疑者の一人が公安警察の親族だったのが発端のようですね。問い合わせをした被害者の親族が警官に暴行され、死亡、ないしは負傷したそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=BukWSNBBKdM
珍しいことにあっさりと動画がYoutubeにあがってます。


 暴動といえば韓国でも米国産牛肉の件で大暴動が続いております。
http://www.youtube.com/watch?v=eCLAXjro-7w
 盾の角でボコボコ殴ってますが・・・
 労組はじめ左派系組織の逆襲の一環なのでしょうか。こちらもすでに400人以上の負傷者が報告されているそうです。



「排出削減、日本はより遠大な目標を」 国連総長が京大で講演
「日本は温暖化ガスを50年までに現状より60―80%削減する長期目標は掲げているものの」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080630AT2M2900K29062008.html
 え?80%・・・・!!!んな無茶な・・・
 国民が一日一回、一時間ほど呼吸を止めれば二酸化炭素の排出量もけっこう減るんじゃないかしら・・・。
 当たり前といってはあまりに当たり前なんですけど、産業分野では米中印が最大の排出国

 日本の家庭分野でのCo2排出量はすでに低め。ドイツや英国より少ない。いくら公共心に訴えてもこれ以上は劇的には減らないでしょう。
(AFPのグラフを元にすると「家庭および施設」からの一人当たりの二酸化炭素排出量は日本1.5トン、フランス1.8トン、英国2トン、米国2.9トン)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2236202/1666242 
 利益を生まない環境関連の設備投資を、ただでさえ足腰の弱っている産業界に強いることになります。
 それにしても80%って・・・石油やめますといってるのに等しいですね。なにかアテがある数字なのかしら・・・??



 豪人、肥満症で大酒飲みでも平均寿命は世界第2位
http://news.jams.tv/jlog/view/id-4179

 日本についで二位。堂々たるモノ。医療界には真剣にこの事実を究明していただきたいもの。
 それにしてもこのサイトのデイリー・アクセスランキングの見出し、○日新聞で問題になったのと同じような怪しい記事が満載・・・大丈夫ですかね。

追記:よく考えたら「肥満症で大酒飲みでも」という表記自体ひどい・・・
豪州人に怒られますぞ・・・汗



【図解】世界経済の見通し
http://www.afpbb.com/article/economy/2401342/3001957

アメリカとユーロ圏の半減予想は凄まじい。欧州はもっと強烈に落ち込むと思ったけど・・・中印が崩れない限りこの程度なのだろう。



 オバマ・マケイン両大統領候補

1)政策比較
http://www.afpbb.com/article/politics/2402156/3009886

2)世界での受け止められ方
マケイン候補哀れ・・・どちらかというとオバマ候補の方が一国主義なのに・・・
http://pewresearch.org/world-opinion-map/

3)米大統領選支持率、オバマ氏リードでマケイン氏に2けたの差=調査
米ニューズウィーク誌による全米規模の世論調査
オバマ氏の支持率が51%、マケイン氏が36%
ま、NW誌ですから・・・
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by rotarotajp | 2008-06-30 18:53 | 時事

雑感

 指輪物語の最初の方に「道には注意しなくてはならない」といったビルボじいさんの歌?がありました。しっかりした言葉は忘れてしまいましたが、それは戒めの歌でして、確か「一歩その道を歩き始めると、どこへとも知らぬところへ導かれていってしまう」といった内容だったと思います。

The Road goes ever on and on
Out from the door where it began,
Now far ahead the Road has gone,

 ちょっと検索してみましたが・・・これだったかな?

 歩き始める時の、最初の一歩はよほど気をつけなくてはなりません。
 自分の望んだ方向なのかどうか、よくわからない遠いところまで来てしまっても、もう後へは戻れません。
 距離を戻ることは出来ても、時間は遡れないからです。

 Hanschen kleinというドイツ民謡があります。日本では「蝶々」のメロディーで知られています。旅に出たハンス少年が艱難辛苦?の旅を終えて家に帰ると、すっかり面変わりしていて、誰も彼に気づかない。母親だけがハンスに気づくという筋です。
http://jp.youtube.com/watch?v=Soe2yKjMBrM
(格別このオープニングが好きなので・・・またしてもはってしまいますが・・・)

 遍歴に出た少年は、いつの間にか別人になっているのです。

 Rotaも目の前の山を登りました。人には遊び半分の、楽な登山だといわれますが、本人には険しい山です。色々と人に助けられながら、しかし足元がガラガラと崩れたことが何度あったでしょう。
 そして登りきってみると、そこは低い山かも、高い山かもわからず、まだ道があるような、ないような、五里霧中の世界でした。
 でも次の山に登るには、この山を降りなくてはなりません。そして、いつの間にか、この山のことしか知らない人間になってしまっている自分に気づくのです。

 登山は登るのは楽でも下山は命懸けだと聞きます。
 だから今は「この霧もいつかは晴れるだろう」と思いながら、じっと虚空を睨んでいます。

 山本周五郎の31歳の作を読んでいたら、こんな一節がありました。古い言葉らしいのですが、作者の創作かもしれません。

 曰く、いつも道は二つしかない。

 健康であるか、病気であるか。
 病気であるなら、治る病気か、治らない病気か
 治らない病気であるなら、天国へ行くか、地獄へ行くか。
 天国に行くなら何の問題もない。もし地獄に行くのだとしたら、良く考えてみたまえ、君はそんなことを信じてはいないはずだ。だから何も心配することはない。
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by rotarotajp | 2008-06-27 21:04 | 私事

事件?


 イスラエル訪問中だったフランスのサルコジ大統領、いざ帰国の飛行機に乗り込もうとしたときに警護のイスラエル兵(ないしは警官)が拳銃で自殺(事故かも)するという騒動があったようです。
http://jp.youtube.com/watch?v=x3F3S7WYU08
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080625AT2M2500225062008.html
 なにせこんな場所のことですから「テロリストに弱みを握られて~」といったシナリオは誰もが最初に考え付くところでしょう。検証はこれからでしょうし、検証結果が世に出るとも限りませんが、大手報道がテロの可能性を示唆していないのが不思議です。
 ハニートラップか?家族が人質かぁ!とか古典的なシチュエーションが頭を駆け巡りましたが・・・。
 日本でも中国にはめられて「国を裏切るに忍びず」と自殺した方がつい最近おられました。そういえばあの事件はどこへいってしまったのだろう・・・続報を聞きません。ちゃんと報復はしたのですかしら・・・・。
 このイスラエルの事件、発砲した人物から大統領までは100~200Mと情報がわかれていますが、まさか拳銃で狙撃できる距離でなし、当該人物が小銃を持っていたのかどうかが気になります。

 北京はオリンピック対策に、会場に対空ミサイルを設置したのだとか。

 911からすでに七年、大きな事件もなくきていますが、アメリカの政権交代の時期が一番危ないといえば危ない時期。
 サミット、オリンピック、万博。爆弾で自己主張したい人たちにとってはクリスマス・シーズンです。

 日本のサミット警備は大丈夫なんですかしら?万が一にでも米国の大統領を狙うテロでも起きたら、同盟にヒビが入っちゃいます。どんなに人気のない大統領でも、アメリカはそういう時には鬼になる国です。


それにしても
毎日の見出し
「イスラエル:あわや…首相残念!? 別れのキス途中、突然の銃撃音」

朝日の見出し
「仏大統領の目前で銃声!…警官自殺でした」
は、少々能天気すぎやしまいか?
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by rotarotajp | 2008-06-25 22:31 | 時事

映画

 久方ぶりに映画「愛は静けさの中に」を観ました。
 原題はChildren of a Lesser Godです。
 思いまするに、原題も邦題も映画の雰囲気をよくあらわしていません。
 聾唖学校のお涙頂戴のステレオタイプ的な描写は舞台モノだった名残でしょうか?すっぱりと新作にしてしまったほうがずっといい映画になったと思います。
 映画の価値の90%ぐらいは主演女優のマーリー・マトリンです。
 彼女がいなかったら筋といいキャストといい、C級映画です。最初から最後まで「ウィリアム・ハート蒸発してしまえぇぇ!」という映画です。
 ちなみにこのマーリー・マトリン氏。ほとんど聞こえない聾唖者なんだそうです。筋金入りの役者さんで七歳から舞台を踏んでおられるのだとか。
http://jp.youtube.com/watch?v=CnUb1xMvbms


 黒澤明の「夢」も再度。
 最初の四本目ぐらいまでは好きです。特に最初の狐の嫁入り噺がいい。いかにも「夢」です。フロイトが喜びそうな、なにか自分にもおぼえがあるような、そんな短編です。
 次の桃の節句は、子役がどうしても気になるので次点。お姉ちゃん役の子はとてもいいのに男の子がどうも・・・。この子がガメラやゴジラに出ていたら、たぶん名子役なんでしょうけどネ。大人の映画には似合わないです。日本語がわからないふりをして字幕や外国語吹き替えで観ると、これもすごくいい短編だと思います。

 遭難噺と兵隊噺もまずまず。
 雪女は可もなく不可もなく、黒澤映画が好きな人なら好意的に観られると思います。
 兵隊噺は中隊長のセリフが長くて臭くて、これはいただけない。中隊長の長い演説で、せっかくの夢見心地が醒め始めます。演説の内容を筋と映像が裏切っているのですけれど、意図的なのか、偶然なのかもわからず混乱します。みかけは単純なんですがねぇ~汗
 行進する兵隊の軍靴と、カチャカチャと鳴る飯盒や金具の音、兵士の敬礼の姿勢の「本物っぽさ」がイイので、これはこれで満足感はあります。

 思いますに黒澤明監督は日本帝国の水で育てた部分は素晴らしいのに、戦後日本の養分となると急に自信をなくして、ひねこびれた小品になっちゃいます。やっぱり文化は国力を反映するんですね~。先端に行けば行くほどハッキリと見えてしまうものなのかしら?八月のラプソディーとか、ゾンビのような作品。

 黒澤監督、学生運動の時代にずいぶんと批判されたとモノの本にありましたから、共産青年に観てもらう為に苦労を重ねた傷跡もきっとあるのでしょう。この時代の創作者には大なり小なり、そんな葛藤があったようです。手塚治虫氏や藤子不二雄氏なんかも左派の批判をうけて、作品に劇画調の要素を取り入れたと、どこかで読んだ記憶があります。・・・ドラえもんの作者に「劇画」ってホントどうかしている。左が「進歩的」で右が「反動」だった時代です。

 五本目から八本目の短編は目も当てられない。嫌いです。
 ゴッホの五本目は埋め草でしょうか?ゴッホの絵に入るっていかにも考え落ち。ゴッホの絵に立体感を感じるってのは職業柄なんでしょうかね?自分にはさっぱり理解できません。絵の中じゃなくて題材の場のアルルに行った方が普通に綺麗です。

 原子炉が爆発する六本目、存在感があるのは眼鏡男ただ一人。これも夢ではなかなかありえなさそうな、理屈っぽい設定。少なくともRotaは絶対にこんな説教臭い夢はみません。七本目の鬼はただひたすらつま●ない。八本目はつく●かけで終了(絵はきれいですけどネ)。

 「夢」は結局、最初の狐の嫁入り噺を楽しむ映画なのだと思います。これ一個でじゅうぶん。満腹。あとはオヤツです。遠足のバナナです。

 戦後イズムから解放された「まあだだよ」が監督の遺作となったのは、きっと映画の神様の恩寵、とシミジミ。「八月の~」じゃなくてホントによかった。監督も戦後のおもねりを便所に流してさぞ爽快だったのではないかと。
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by rotarotajp | 2008-06-23 19:16 | 私事
 うーむ、鼻と喉が痛い。湿気にやられました。風邪ですかしら・・・。
 実に不愉快。
 またしてもエネルギー枯渇で少々ヘコみ気味です。
 本日は気晴らしにPC環境を変更。デフォのプレイヤーを替えたり、スキンをいじったり、壁紙替えたりと、小さなことですがネ。

 その流れに乗ってYOUTUBEで80年代モノの音楽を適当にあさっておりましたら、元々が洋楽しか聴かない方なのに、ふとみつけた邦楽が懐かしい懐かしい。

大沢誉志幸、
http://jp.youtube.com/watch?v=WWzJDWi8Hik
うわぁー・・・聴いてたなぁ、そういえば。
今聴いてもいい曲だなぁ・・・、
80年代で引っ掛かったけど一体何年ごろの曲なんだろうか。

角松敏生
http://jp.youtube.com/watch?v=CL0K3P0lyMc
http://jp.youtube.com/watch?v=x03eZPOC4Vg
なんでか忘れましたが東京タワーだけはよく聴いてました。

Sheena & The Rokkets - You May Dream
http://jp.youtube.com/watch?v=sDx18KLaQXQ
どこか探せばまだあるはず・・・

カステラ
http://jp.youtube.com/watch?v=nUeBPUfLRq8
ビデオ買ってよ、の歌詞があまりに笑えたので憶えてますなぁ。
いやぁ、懐かしい。


歳がまるっきり一緒じゃないと、こういう好みは重ならないでしょうね~
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by rotarotajp | 2008-06-21 22:24 | 音楽
 インターネットは危険なものでしょうか?
 非常に危険なものだと思いますです。
 インターネットは社会の秩序を乱すでしょうか?
 おおいに乱すでしょう。

 グーテンベルグが発明した活版印刷は、聖書の所有の拡大につながったといわれています。
 活版印刷以前の聖書は全て一点ものです。しかもそれはラテン語で書かれていましたから、仮に説教台に鎮座まします聖書を覗く機会があったとしても、庶民にはその内容が理解できませんでした。
 司祭らは社会の情勢にあわせて、比較的自由に聖書の内容を解釈し、必要なものだけを信徒に与えていたのです。

 こうした司祭らの役割は、現代のマス・メディアの役割に似ています。
 報道メディアは、例えばテロリストによる斬首刑などにはモザイクをかけますし、未成年には匿名の保護を与えます。
 一般の人が格別問題意識をもたず見逃している事柄に光りをあてることもあれば、その逆もあります。

 一方でインターネットの匿名性を攻撃する新聞のコラム著者が匿名だった、なんて笑い話もあります。

 さて、免罪符や聖遺物やらの記述は、聖書にはありません。ラテン語にこだわれとも書かれていませんし、福音を庶民に知らしむべからずとも書かれていません。
 聖書に接した人は、それぞれ独自に福音の言葉を解釈し始めます。中には明らかにバチカンの意向と対立するものもあります。
 活版印刷による「印刷物」という新しいメディアは、その豊かな恩恵とはうらはらに、阿鼻叫喚の地獄絵図を生む宗教改革へとつながっていくのです。

 インターネットはどうか?
 すでに個人が組織や国家に損害を負わせる事例が頻出しています。システムそのものを危うくするハッカーや、危険な動画の投稿者、テロリスト、政治家、思想家、これまではマス・メディアの発信者が漉し取っていた情報がそのまま配信されます。

 一方で、過去の焚書にも似たシステム、つまり「フィルター」を義務化し、情報の流れを堰き止めようとする試みも始まっています。すべての線の末端に特定の情報を排除するFWをつけている中国のような国家さえあります。

 いったん開いたパンドラの箱を閉じるには、大変な努力が必要になるでしょう。
 ウィニーの規制や、著作権闘争、最近ではポルノに関係する規制もあるようですが、イタチごっこです。

 グーテンベルグから約500年、印刷物はあらゆる闘争を勝ち抜き、一時期規制されても成長を続け、結局は第四権力といわれる巨大メディアをつくりあげました。

 インターネット(あるいはインターネット的なもの)も多くの悲劇をうみながら、やがては人類の社会を征服するのではないかと思います。これまでのメディアに比べて変異の速度が非常に速いので、どのような形をとるかはわかりませんが、とにかく成長するのは間違いない。1984のビッグ・ブラザー的なものに変貌しないでいてくれるといいのですが・・・


 追記:
 台湾の漁船が日本の巡視船に体当たりして自沈した件、巡視船の船長が業務上過失傷害で書類送検されたのだとか。日本の領海に入って操業していた漁船が体当たりして沈んで、巡視船はたった二名の怪我人を出しただけで全員を救助しているとの事。表彰されるというなら格別、書類送検って、ひどい扱いです。(法制上やむをえないとか、事実確認の必要性とか、理由はきっとあるのでしょうけど)外交は別にしっかりやらなくてはならないでしょうが、これでは政府が率先して公共心を破壊しているようなものです。この間の秋葉原の暴漢を逮捕した警察官の表彰も聞きませんが、あるいはあれも業務上過失傷害で書類送検するつもりなんですかね。
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by rotarotajp | 2008-06-15 15:53 | 時事

神さま

 お客様は神様ですという言葉の、その浅薄さが嫌でなりません。
 元々日本には自分を卑下する文化があります。愚息・愚妻・弊社等々。「お客様は神様です」は、その中でも先鋭的な一例だと思いますが・・・これが三波春夫氏のような芸能の世界にとどまったならまだしも、一般を広く毒している。

 この「お客様は神様」は、結局よく考えてみれば文字通りの意味で、露骨な拝金主義そのものです。お金を使う人が神様で、もらう人が非神様。非神様が自分の金を使うときには神様になる。つまり人間の価値がお金ではかられています。

 人類の七割はなんらかの神様を信じているのだそうです。
 でも、まあ例えばキリスト教圏なりイスラム教圏なりにいって「お客様は神様です」といってごらんなさい。商売人として尊敬されるかもしれませんが、きっとまともな人間扱いはしてもらえないでしょう。

 拝金主義的風土を当然のこととする為政者、経営者が戦後利を貪って、最近では派遣労働会社の社長さんやグレーゾーンで儲けた高利貸しさんのような、ネクタイ・ギャングが跋扈。例の料理店の店主さんもナカナカでした。良心はお金なのですから、実は日本人の原理に忠実に生きている方々です。腹が減ったと萎えた力でナイフでも用意し強盗に入れば、即日手錠で実刑確定でしょうが、何十億と不法にかすめとった連中が、高級なスーツに身を包み、弁護士軍団に守られて執行猶予がつきます。

 三波春夫氏が「神さま」と、言った場合には三波氏の信念と、おそらくは世間に対する少量の揶揄もあったのではないでしょうか。捕虜として抑留されておられた経歴などを思うと、なにかそこに戦後人の凄みを感じます。それに芸事に関してのみいえば、ああいったものは太古の昔から神事に通じていますから「お客様は神様」といっても嫌味は感じにくいですね。

 今はその言葉の殻だけが残っているのだと思います。
 そして、現代の文脈の中で使う「お客様は神様です」という言葉ぐらい、人を蔑視したものいいが他にありますでしょうか?

 拝金=利己主義=信用ならん人、の例として、そういえば海音寺氏の武将列伝に史記の一話が引用されていました。
 こんな話です。
 ある有能な宰相が亡くなるにあたって、君主がその枕頭に立ち、宰相の後継者たちの月旦を命じます。
 宰相曰く、何某は出世のためにわが子の肉を煮物にして君に献じた。こいつはダメだ。何某は出世のために親を裏切った。こいつもダメだ。何某は出世のために男性器を切り落として宦官になった。こいつもダメだ。
 宰相が亡くなってから、君主はこの宰相の言葉を忘れて、上記の三人を相次いで取り立てました。
 ところが三人はやがて権力争いをはじめ、君主が亡くなってからは戦争をはじめます。君主の亡骸は埋葬されぬまま放置され、やがて死体が安置された部屋の扉からは蛆がもれ出てきたのだとか。

 わが子を煮物で思い出しましたが、創世記にイサクを捧げるアブラハムの一節がありますね。日本でも忠誠の証に子を殺すというのは多く見られます。
 蛇足になりますが、イサクをユダヤ人の祖、異腹の兄イスマイルをアラブ人の祖とする考え方があります。イスマイルの母は奴隷の女で、イサクが生まれるとアブラハムの正妻のサラに追い出され、砂漠をさまよって、やがてあるオアシスに落ち着きました。ユダヤ教はイサクを奉じ、イスラム教はイスマイルを奉じます。

 さらに蛇足になりますが、イエスの母は処女のまま懐胎したことになっています。マタイ福音はイエスをアブラハムの血をひくユダヤの王として、その血統を冒頭で詳述していますが、その血は結局イエスの父のヨセフに行き着くのですから、実に意味不明で(略
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by rotarotajp | 2008-06-13 21:01 | 私事

北欧の・・・

 スウェーデンは目茶目茶自殺が多いのだぞ、という話を知人がしていたので「へぇ?」と、ちょっと見てみました。そういえばそんなことを聞いたことがあるなぁと・・・
 そうなると気になるのは日本との比較・・・・

http://www.who.int/mental_health/media/japa.pdf
http://www.who.int/mental_health/media/swed.pdf

 ちょっと見てみて、自分のトンマ加減にがっくり。人口1億3000万の国と900万人の国では比べる意味がなさそうです。スは日本でいうと九州より人口が少ない。
 それはともかく、自殺率も日本の方が上でした。数字の方で見ても約1200人vs約30000人。話になりません。

 規模が違いすぎて比較の対象にはならないです。それに少ない人口に政策を徹底させるのは簡単でしょうから、あちらは数年で劇的に変化する可能性があります。日本のような大所帯になると動きが緩慢ですので急カーブはちょっと想像しにくい。ジャンボジェットと小型機のような違いです。

 人口の規模で比べるとしたなら・・・ロシアかな・・・。
 ロシアは日本と人口がほとんど一緒です。自殺率が異様に高く、かつ人口も多いので年間自殺者数50000人!これは恐ろしい・・・二年で10万人・・・

 ただしこれは2004年の数字で、以後プーチン大統領が主導する「強いロシア」の復活がありましたし、また経済の成長(資源頼みですがね)もありましたから、今は多少改善されているかもしれませぬ。ロシアにはソ連崩壊という特殊事情があります。自殺率上位の国は基本的に旧ソ連圏に集中しています。下方向?に大規模なパラダイム・シフトが起こった地域では、おしなべて自殺率が高くなる傾向にあるようです。

 中国やインドなんかは率は少なめですけど人口がすごいので十万人を越えちゃいます。これも考えてみればすごい。隠れ自殺を含めたらどんな恐ろしい数字になるものやら・・。

 自殺率が低い=幸せな国では、当然ありません。暴力的な死や治療可能な病での病死ということもあります。治安、医療の水準を考えなくてはなりません。戦争や飢餓もあるでしょう。

 その点、自殺という部分だけを抜き出して考えるには、G7諸国との比較が一番現実的な選択となるのでしょうか。

国名 10万人あたりの自殺者数(約) 自殺者数(約)

日本 24人 30000
フランス 18人 10000
ドイツ 13人 10000
カナダ 11人 3300
米国 11人 33000
イタリア 7人 4200
英国 7人 4200

 数は率に人口をかけて端数を適当に落としているので正確ではありません。念のため。
詳しくはこちらから↓
http://www.who.int/mental_health/prevention/suicide/country_reports/en/index.html

 文学やらで考えると多そうなイギリスは意外に率が低いのですねぇ。
 アメリカは双子の赤字時代から30000人で何とか抑え込んでいますが(公衆衛生上最大の危機、等以前の投稿に書いたおぼえがあります・・・)経済の破綻が近づいていますので、これは今後ぐっと多くなるかもしれません。水際作戦が続いています。
 イタリアも低いですが、カソリックが強い国では実数が出にくい事情があるそうなので、どんなものでしょう・・・。フランスなんかも実はもっと多いのではないかしら。もっとも絶対数が少ないので、それが救いでしょうかね。

 日本は三万人といいますが、事故や失踪として自殺にならないものが当然多いでしょうし、そうしたものの数を仮に確定できるものの三倍とみるなら(もっと多いかな?どうでしょう・・・??)10万人に近くなっちゃいます。数が大きいと確定作業も大変になります。誤差も大きくなるでしょう。三万人越えが続いているこの10年間、仮に年10万人の方が自殺されているとして100万人。スウェーデンの人口が一割がた消えてしまいます。

「どこをどうとってもスウェーデンには絶対勝ってるよなぁ」と、考えなしにつぶやいたら
「バカ、負けてるんだろ」と、つっこまれました。
 その通りです。
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by rotarotajp | 2008-06-13 20:23 | 時事

Apocalypto

 ずっと観たかったメル・ギブソンの「アポカリプト」(Apocalypto)やっと観れました。
 Rotaはとてもいい映画だと思いました。
 一般に内容空疎、時代考証がいいかげん、白人至上主義的と、この三点の批判があるようです。

 内容空疎、は観た人の印象なので置いておいて・・・

 史実に合っているかは専門家じゃないのでわかりませんが、例えば日本人が映画「パールハーバー」や「ショーグン」「ラスト・サムライ」を観て「なんじゃこりゃ!」と怒り出すのと同じように、扇情的な部分を拡大視しているところは絶対にあるのだろうな、と思います。

 白人至上主義的というのは、要するにラス・カサスばりの文明破壊のシーンがないことへの批判でしょう。その辺に「なんだそりゃ?」と欲求不満を感じる人が多いのはとてもよく理解できます。例えるならナチスの映画を撮っておいて1938年前後でエンディング・ロールを流すようなものです。ギブソン自身アポカリプトを「新しい始まり」と捉えていると発言しているようですが・・・虐殺のはじまりが新しい始まりとは・・これいかに?

 全体に真摯で、情熱的な映画で、メル・ギブソン的です。
 舞台はマヤじゃなくてもよかったのではないでしょうか。映画のテーマは人間=肉。肉である人間がいかに生きるか、宗教とは何か?人は肉である以上の何ものなのか?と、いった辺りなのだと思いました。カタログ上は「文明の崩壊」ってありますけど・・・そこまで広い漠然としたものはないように思います。創った本人の意図とは違うのかもしれませんがネ・・・
 こんなテーマを扱えば普通筋臭くて食えない料理になるのに、メル・ギブソンの体臭が漂って、ちゃんと娯楽映画になっています。「パッション」も個性的でいい映画でしたし、ギブソン氏には巨匠の風格があります。
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by rotarotajp | 2008-06-11 21:22 | 私事
 自分を殺してしまっても構わないという人間に、その人の属する社会への忠誠心を求めるのは無理ではないでしょうか?

 これはまったく単純な話なのですが、報道をみていると、そこのところの議論が抜け落ちているような気がします。
 ただ苦しみもがいて自分を抹殺してしまう人もあれば、その中の数人は復讐なり快楽なりを伴う、楽な自殺を考える。常識で考えればいかにもあり得べきことで、そも死亡原因としての自殺が恐るべき数字を出しているという、この荒廃、この空虚が、大なり小なり、今度の事件の大前提、大括弧になっているのではないかと愚考します。

 よく人口の2%程度の人は自分の精神に負担をかけずに人を殺すことが出来るタイプだといいます。この数字が正しいとしますと、毎年の自殺者が約3万人ですから、今回のように他人を巻き添えにして死んでやろうという人が、1年に600人はいておかしくない計算になります。もっともこの2%は社会的に成功を収める層とほぼ一致するそうですから、行動に移す人の数字はぐっと小さくなるのでしょう。

 法律は復讐はできますが、予防は出来ません。

 年間自殺数を少しでも少なくするよう努力することが、この種の犯罪を伴う自殺を防ぐ一助になるのではないかと思いました。行政の自殺対策は始まったばかり(連続三万人越えから十年もたって・・・)だそうですから、これからの成果が期待されますね。

 テレビを見て思ったのは、警棒一本でこの犯人に立ち向かった警察官の勇気と、あれだけ人がいながら「ナイフをもっているぞ!」と叫ぶとか、犯人を邪魔して荷物だかその辺の看板だか、何でもいいから投げつけるような人はいなかったものか?とか、そんなことですが、人が多すぎるとかえって当事者意識が持てなくなるものだし、きっとその場にいた人にはあっという間の出来事でもあったのでしょう。

 Rotaもその場にいたらどうしただろうと、それを考えました。
 たぶんあの場にいた人はみんなそんなことを自問しているでしょうね。

 以前、駅のホームにどっかのおばちゃんが転げ落ちた時、Rotaが呆然としている横で、姉と義兄がすぐ下に飛び降りて、おばちゃんを助けあげていました。姉も義兄も恐ろしいほど行動力がある。
 あの時ほど出遅れた自分が恥ずかしかったことはなかったデス。
「よし、次は!」と肝を入れ、大手町の階段で、目の前でコケたおばあちゃんを勇んで助け起したら、近くのおっちゃんが数人ドドっと駆け寄ってきて押しのけられ「大丈夫ですか!何をされたんですか!」だってさ。
 Rotaがおばあちゃんを襲っているように見えたんですね。ダンディーなおっさんにぎろっと睨まれました。「いえ、だいじょうぶですよ」と、おばあちゃんが答えると
「本当ですか?」
 どうせおらぁ悪人顔です。
 こういうのはいつまでたっても忘れません。

 それはともかく・・・

 Rotaは「最後に死んだっていいや」と、思えるぐらい世間に不満があるなら総理官邸に突入して「このタコ総理め」と総理の頭でもペンっと叩いてみたらいいじゃないか、と思います。これなら陰惨じゃないし、痛快です。

 今回の人はそうした行為には解放を感じない人だったんでしょうね。
 巻き添えでなくなった方がいる。その中に死にたいと思っていた人は一人もいないでしょう。
 無残極まります。
 ここで一番上の行に戻って思考が循環してしまいますが・・・
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by rotarotajp | 2008-06-09 19:21 | 時事