日々是勉学


by rotarotajp
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総理の風格

 麻生総理は何がしたかったのだろう?

 せっかくの経済刺激策を発表しながら、冒頭でグリーンスパン元議長の「百年に一度の危機」発言を引用、「金融メルトダウン」認識にお墨付きを与え、さらには今後の内需拡大に水を差す「消費税増税」にまで言及した。

 なんといっても長く禁句だった言葉だから、せっかくの「刺激策」より、そちらの方が大きく報道されるのは、まあ当然の流れだ。
 しかも減税は時限的と宣言しているのだから、これで「未来は明るい、ばんばん金を使って豊かな生活をおくろう!」なんて思う人がいたら相当おかしい。少しでも節約して将来の増税に備えようとするのが人情だろう。「今のうちだ!」と消費に走る人は少数派ではないかと思う。
 あんな言い方では、個人消費は勿論、雇用も賃金も、設備投資も増えるはずがない。(と、思う)

 要するに「生かさず殺さず」、贅沢事に金を浪費するなんてトンデモナイ。気侭に使うな、超低金利の銀行に金を預けてハゲタカを助けよ、内需拡大?そりゃ日本語か?、という、これまでの路線を強化する内容だ。

 クレッソン首相は日本人を賞賛して、その生活を黒蟻のそれに例えた。しかし結局、フランス人に「蟻のように働け」とはいわなかったようだ。かの国には、人が経済に奉仕するのではない、経済が人に奉仕するのだという、人間主体の思想が強くあるからだろう。
 オバマ候補は共和党の政策を批判して、彼らのやり方は「Wall Street first, Main Street last」だ、と盛んに連呼している。こうした「人間を先にたてろ」という主張が、普通は共感を得る。

 臥薪嘗胆で世界経済のために我慢せよ、というのなら、そして将来増税するというのなら、せめて総理も土光税調の(土光敏夫氏の)ようにメザシの食卓でも公開されてはどうだろうか?
 総世襲内閣と批判され、35歳の3世大臣を登用、自分は高額の交際費を云々されておられる。
 ポーズだけでもいい、
 率先して御自分の言葉がもたらす痛みを、わが身に引き受けて生活していただきたい。手本を示してこそのリーダー、人心を掌握してこその改革ではないか。

 嘘かマコトか知らぬが、「恐慌」という言葉を最初に使い、世界に向かって発信した先進国首脳は麻生氏だった、という報道をみたことがある。

 普通、こうした言葉の選択には慎重の上にも慎重を期すものだから、勘繰ってみれば、実は何か特定の意図ある発言なのかもしれない。

 もしかすると総理は世界経済を冷え込ませたいのだろうか?

 世界がへこめば、相対的に日本は少し浮き上がる。肉を切らせて骨を断つ。世界経済の混乱に乗じて憲法改正、アメリカと袂をわかち、独自外交を可能にしてアジアの昇竜を目指すという、激しく野心的な試みなのだろうか?

 そうであったらいいナァ。
 政争しか見えないボンボン政治家の失言、とは思いたくない。
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by rotarotajp | 2008-10-31 21:44 | 時事

大食漢

 太目の体型の大喰いの人は、細めの人よりもおいしくゴハンをいただいていると思われがちだが、最近の研究(参照:NW誌)によるとそうでもないらしい。
 食べれば食べるほど味覚で刺激される楽しみは軽減されていくモノらしいのだ。
 大食いの人は食の細い人と同じものを食べても喜びや満足感が少なく、より多く食べる事で、その埋め合わせをしているらしい。
 当然食べれば食べるほどモノが不味くなるという悪循環に陥るのだから、ダイエットを成功させるには普通よりもおいしいものを食べなくてはならない。

 Rotaは下戸であまり酒は飲めないから、少量の酒でも脳を揺さぶられるような衝撃がある。上記の理論に従えば、酒が飲める人は、飲めば飲むほど、酒が不味くなるのだろうから、ついに中毒になれば不味い飲み物をいつまでも飲み続けなくてはならない。
 Rotaはいつまでも新鮮に酒が味わえるだけ得をしていることになる。

 人生もご同様なのだろうか?
 あまり生きているのが普通でありすぎると、生きていることの感動が薄れてくる。近所の小山で拾った木の枝を剣に見立て、大冒険のつもりで用水路のそばを這い回ったのは、もうずいぶん昔の事だ。今思い出せば服が臭くなっただけ損をしたようだが、今でも時折夢に見るよい思い出の一つだ。
 スクールバスに乗り遅れ、六時間かけて原生林のそばの道を歩いて、唐突に現れた野犬の死骸に泣きそうになった事もある。今持つ常識が教えてくれるように、もしタクシーを拾っていたなら、アスファルトの上に腐敗した内臓をさらけ出す、あの荘厳な骸とは、ついに出会うことなく終わっただろう。

 難病から生還した人が涙もろくなったり、陽気になったり、唐突に感受性豊かになったりするのは、あるいはもう一度、鮮やかに人生を味わえるようになるからかもしれない。 少年時代、少女時代に戻れるのだ。
 だからといって難病を背負いたいとは思わないが、少し羨ましく感じる。

 過ぎれば本質を見失う。慣れれば感触を失う。

 いま水ぶくれした金融が、かえって人の幸福を奪っている。
「百年に一度のメルトダウン」なのだそうだ。
 しかしこうした金融危機が起こる事によって、かえって理解が深まっていくこともあるのかもしれない。
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by rotarotajp | 2008-10-30 18:21 | 私事

暗殺

 オバマ大統領候補の殺害を計画していた二人組が捕まったそうです。

 白人至上主義者と報道されています。かなり粗雑な、いいかげんな計画らしくて、よくこんなの見つけたなって感じですが・・・。やはりネオナチのような組織はしっかり監視されているのかもしれません。

 911以前、ミリシアによる右翼革命の危機がアメリカで叫ばれていた時代がありました。アフリカ系大統領の誕生を目前にして、また変な怪物が戻ってきたようです。

 さて、どうもRotaには「暗殺」という言葉は時代がかって思えるのですが、それでも怪しいと疑ってみれば疑える事件は最近も頻発しています。

 オーストリアの極右政党指導者、ナチ擁護発言のハイダー氏が飲酒運転による事故で死亡したのはつい先日のことでした。
 政党が議席を大幅に伸ばした直後ですから、これは疑おうと思えば疑えます。

 この二人を並べてしまうとお叱りを受けるかもしれませんが、ダイアナ妃の場合も同様。強い影響力のある方が、およそ有り得ないような事故で死亡された場合、まず疑って懸かるのが健全な常識というものでしょう。

 自殺、事故死、病死。
 陰謀史観的に過ぎるかもしれませんが、実際に疑わしいものは数え切れないほどある。日本に限っていっても相当数、すぐに思いつきます。

 プーチン元大統領の長い腕は有名です。選りにもよってイギリス国内で暗殺を実行したため、この両大国間に大きな溝が出来ました。

 北の将軍も暗殺者を常用するので有名でしたネ。

 これは失敗例ですが、最近読んだ本に、北の将軍の暗殺未遂事件の顛末が載っていました。
 軍事パレードの最中、戦車に実弾を込め、将軍親子のいる観覧席を砲撃する、という派手な計画です。その時は直前に戦車部隊の参加が取りやめられ、不発に終わったそうなのですが、ソ連崩壊後、その暗殺者らと協力関係にあった元ソ連軍将校が北に情報を売った為に発覚し、共謀した将校らは粛清されたそうです。

 サダト大統領暗殺も軍事パレードの最中でした。

 カエサルの例を挙げるまでもなく、一人の人物を除くことで歴史の流れを変えようとする試みは太古の昔からあります。
 実際に流れが変わってしまったことも多かったのではないかと思います。もっともこうした推測はIFになってしまうので邪道ではありますが・・・。
 Rotaはどちらかというと個人の特殊な能力や思想が歴史を動かしてきたと考えています。その分、暗殺などの影響を(時代遅れと感じるにしても)重く見る傾向があります。

 オバマ氏というカリスマは一人しかいません。
 だから、あるいは今後も暗殺の試みがあるかもしれません。

オバマ大統領の誕生は、公民権法の成立この方、最もまぶしく輝くアメリカの偉業になるでしょう。少なくともアフリカ系奴隷を使役したアメリカ建国の原罪を、相当程度滅殺するだけのインパクトがあるように思います。

 あと数日で新大統領の誕生です。

 ブッシュ大統領からクリントン大統領に政権が渡った際、ウェストウィングにあるコンピュータのHDDの大半が取り外して使えなくしてあったそうです。
 いかにもブッシュ大統領らしい陰湿な嫌がらせです。(機密保持やもしれませんがネ)
 クリントン大統領はこれを8年間忘れなかったようで、ブッシュ・Jr大統領に政権を譲る際、その仕返しとして全てのPCのキーボードからWの文字を抜き取っていったそうです。Wはジョージ・W・ブッシュの「W」です。
 同国人を相手にHDDを抜き取って去るより、よほど洗練された嫌がらせです。(^ー^;

 さて、そのブッシュJr大統領、ホワイトハウスを去る際にはどんな仕掛けを残していくものやら・・・お家芸の盗聴器でないといいんですがネ。
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by rotarotajp | 2008-10-29 20:14 | 時事

Leviathanの死


 恥を怖れず、経済音痴がまたしても経済です(^^;

 日々是勉学の建前もあることだし、経済の本もっと読まなきゃ、と思っちゃいるのですが、昨夜は「蘭学事始」と福沢諭吉の「文明論之概略」をつまみ読み。断固逃避中です。



 まさかこれほど株が下がるとは思ってもみませんでした。


日経平均先物が夕場で7400円割
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK020391220081024

日経平均急落 終値7649円 バブル後安値に迫る
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081024AT3K2400M24102008.html


 日本は先のバブル崩壊で、相当に苦しいところを経験してきています。今度の金融危機でもおそらく一番下げに強いだろうと、これは多くの人がそう観測してきたと思うのですが、あにはからんや、一人負けのように自沈していっていますネ。

 もちろん人件費(内需喚起)という国の筋肉を削って、見かけだけのスリム美人になってきたツケでもありましょう。経済界の人が今更内需に期待するのは図々しいというものデスし、そも期待していないように見えます。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081020/biz0810201126001-n1.htm

 でも、もう一つには、やはり経済は戦争だったということなのだろうと思います。

 よその国の空売り規制を対岸の火事と眺めていたら、いつの間にか自分の身体に川を渡った黒蟻がびっしりとたかっていて、肉を吸われていた。
 そんな風ではないかと思います。

 もう桃色の脂は喰われて真っ白な細い足の腓骨がみえている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Gray258.png

 80年代後半のバブル崩壊は第二の1945といわれ、日本は経済戦争の熾烈さを思い知ったはずでした。絶え間ない経済収縮に直面したこの十数年、一時は最高値38000円をつけ、やがては50000円を目指すとまでいわれた日経平均株価は池に落ちた小石のように沈み、ITバブル崩壊後は7000円台に落ち込みました。
 実にバブル時最高値の約18%です。
 100円が18円。
 戻して落ちて、何故かまたその7000円台にいる。今度は6000まで見えているようです。

(ちなみに、あまり滅茶滅茶に下がった為日経は2000年に30銘柄入れ替えています。時代にあわなくなった、っていっていたけど、今から思えば、あれは一種の目くらましだったのかなぁ)

 この20年の長期投資で右肩下がりなのは主要指数の中で日本株だけなのだとか。「株は長期保有」という金言は、少なくともこの20年間の日本については大嘘ダッタワケデスネ。だって20年が長期じゃないとは誰にもいえないでしょ?下手したらそろそろ一世代分です。

(アメリカの場合、日本のバブルの引き金ともなった暗黒の月曜(ブラック・マンデー)時1700ドル弱まで落ち込んだダウが、その後日本の凋落と反比例するように14000ドル近辺まで上昇しています。・・・米でも組み替えはあったのかな?・・・現在8000ドルですが、80年代を含めた長い目で見ると日本の惨状に比べれば落ちたともいえない軽微な傷に思えます。暗黒の月曜以前、ダウは長く3000ドル弱程度であったのですから、さらに5000ドル程度ヘコんでも不思議はないと思います)

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参考までに「ダウの暗黒の月曜以降これまでの大きな動き」一覧
・・・1位は10/10の1000落ちかぁ・・・・
Dow Jones Industrial Average
Largest Intraday Point Swings, Since 1987
http://online.wsj.com/mdc/public/page/2_3047-djia_intraday.html
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 産業は空洞化し、雇用は枯渇、構造的デフレ・スパイラル、政府は国債を糖尿病患者のように常用。ただでさえ少子化が進んでいたところにトドメの一撃が加わって、土地バブル崩壊から2年、1989年の特殊出生率1.57ショック以降、特に根本的な対策が立てられないまま、現在は出生率1.3人前後だったと記憶しています。

 ところが今、またもや奇襲を受けて、すでに首都陥落。第三の敗戦を喫しつつあります。
 政府は?情報機関は?外交は?日銀は?と見回してみても、はて、何をやっているのかよくわかりません。動きが見えないのは、あるいは見せていないのは、何かの国策なのでしょうか?

 経済戦争というとRotaは同世代的に自動車交渉の通信盗聴事件や、マハティール首相のエシュロン騒動、政府の情報提供を得ていたとされる怪物ソロス氏のアジア潰しなどを思い出しますが、そういったことを学習してきたはずの日本、でもその日本の経済を援護する政府機関って、結局あるのでしょうか?

http://books.livedoor.com/item4166602276.html


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「他国の人々が、わが国の中にただ牢番だけを、かつて自分を殴った人間の手を、ただ有難がって従順に舐める犬だけを見出すに過ぎぬとしても」A.H
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 この間、懐かしい友人らと金本位制以降の「お金」って何だろうといったことを話しました。
 でもわかっているようなふりをして喋っていても、クレジットに裏打ちされる「お金」って本当に実体がつかめない。

 それでも「お金」は今の世の中では人命とほとんど変わらぬ位置にあります。
 国家というリヴァイアサンを越えた虚神。
 株はそのうち上がるでしょう。問題は1ポンドの心臓の肉をいくつ刳り抜いてその祭壇に捧げればいいのか、ということですかしらネ。
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by rotarotajp | 2008-10-25 14:10 | 時事

高貴

 今思い出すと若い子だったなぁと思うのだが、高校生の頃、一度日本の高校を失敗して勘当され、フランスの全寮制の学校に叩き込まれてから帰国、もう一度日本の高校をやり直すという、なにやらドラマのような人生を送ってきた同級生がいた。
 すでに20代の半ばで経験も豊富だったから、まだ十代のこちらの目にはずいぶん大人びて見えたものだ。
 とにかくその全寮制の学校、父親が息子の根性を叩きなおすためにと選びに選んだ学校であっただけに、この世の地獄のように厳しかったそうだ。小銃と同じ重さのストックを肩にかけてグラウンドを行進させられたり、食堂で突然問責されて飯がお預けになったりと、それはそれは大変な一日の事件を色々と聞かせてくれた。
 ずいぶん格式のある立派な学校だったのだろうな、と思ったのを覚えている。

 エリート主義の社会では、人の上に立つ者に大変厳しい教育を施す傾向がある。
 ローマ式なのだろうが、軍隊経験が大人になる重要な通過儀礼と看做される場合も多い。つまり命を賭して他の社会構成員を守る気概あってこそ、人の上に立つ資格があるという事だ。欧米には帯剣貴族を上に看做す伝統がある。
 今度の大統領候補のマケイン氏の軍隊経験、捕虜経験が喧伝されているのも、そうした流れの上のことだろうと思う。三軍の最高司令官には軍隊経験が必須と考える人も多いのだ。

 あるイタリア人のおじさんは、やはり若い頃大変厳しい教育を受けたといって、こんな逸話を聞かせてくれた。
 バナナであってもオレンジであっても、ナイフとフォークで食べさせられたというのだ。オレンジを食べるのは特に難しく、苦労したといっていた。
 一般の庶民は、当時からもちろん手掴みで食べている。
「きみが手で食べるのはかまわない。しかしわたしにとって、手で食べないというのは、自分の根本にかかわる非常に重要なことなのだ」とおっしゃっていた。
 馬鹿馬鹿しいようだが、文化を担い、人の見本となってそれを伝えるという使命感あればこそのことだろう。
 日本の「武士に二言はない」や「武士はくわねど高楊枝」なども、そうした上立つ者の犠牲をあらわした言葉だ。以前にも書いたように、決してRotaの好きな言葉ではないのだが、その矜持には驚かされる。

 ところで、欧州の宮廷は大変食事作法が厳しいことで有名である。

 北洋水師の李鴻章がロンドンを訪れた時の事。清朝では痰を吐くのは別に無作法なことではなかった。だから清朝の食事場にはちゃんと痰壷が備え付けてある。そこに「かーっ、ぺっ」と痰を飛ばすのである。すると金属製の痰壷がカラカラっと回って、というような場面はよく映画で観るし、戦前大陸に住んでいた人からも聞いた事がある。
 ところがロンドンの宮殿にはその大事な痰壷がなかった。
 困り果てた李鴻章は、口に溜まった痰をもてあまし、ナイフとフォークを投げ出して、首を後ろに回し、大理石の床の上に「かーっ、ぺっ」と、したらしい。
 ものの本には貴婦人方が気絶したとあるが、それはチョット大袈裟だ。ようするに野蛮人と蔑んでいたに違いなく、だから、その記録が残っているのだと思う。

 さて、英王室の食事マナーでは、もう一つお気に入りがある。これは中学の社会科の先生が教えてくれたことで、ホントかウソか知らぬが・・・

 あるアフリカの小国の王様がエリザベス女王の食卓に招かれた時のこと。指先を洗うフィンガーボールが給仕された。王様はそれが透明できれいな水だったから、てっきり飲み水だと思い、ボウルを持ち上げて一気にそれを飲み干してしまった。きっと李鴻章が「かーっ、ぺっ」とやった時のような、冷たい視線があたりを飛び交ったに違いない。
 ところがエリザベス女王は王様がフィンガーボウルの水を飲み干したと見ると、自分も目の前のボウルを取り上げ、んぐんぐと一気にそれを飲み干した。
 女王が飲むのだから、他の者も飲まないわけにはいかない。一同の紳士淑女方、みなボウルの水を飲んだそうである。
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by rotarotajp | 2008-10-19 22:42 | 私事

Roma

 HBOとBBSのTVドラマ「ROMA」第一部を観ました。第一部はガリア~ルビコン河からカエサルの暗殺まで。バンド・オブ・ブラザーズに迫る硬派な歴史モノを期待していただけに少々がっかり。
 実際に観てみるとローマ時代版の「ザ・ソプラノズ」でした。
 制作に8年を費やして200億円かけた?これの一体どこにそんな時間と金を・・・^ ^;・・・・宣伝かな?
 異時代の雰囲気創造という点ではメル・ギブソン監督の「Apocalypto」の方がずっとよいです。残虐性への挑戦も「Apocalypto」に軍配。そして意味なくやたらと出てくる官能画面に大辟易。なんで「Apocalypto」と比べる?といわれそうではありますが・・・何せありゃ時代物としてはいい映画でした。
 そんなわけでRomaの見所は優れた俳優陣の演技になりますでしょうか・・・。
 カトーやポンペイウス、アントニウスなどの演じ方には「なるほどなぁー」とうなずいてしまう存在感があります。少年アウグステゥスの鵺っぽい演技もよい。カエサルのよくわからない人物像はもうちょっと掘り下げた方がいいかなと思いましたが、これはこちらの思い入れが深すぎるのかもしれません。
・・・・たぶん二部は観ないだろうと思います。
 
 さあ、ここでダイハード4.0を・・・う・・ううう・・・・つ・・つまら(自粛)。
 
 ジョニー・デップのシークレット・ウィンドウはまあまあ。例の有名作品を知っていると筋は丸わかりで驚きがないのですが・・・でもまあまあ。これって原作同じ作品なのですかね?それとも別作品なのか・・・ううむ・・・。
 
 あと時代物で観たいのはケイト・ブランシェット主演のエリザベス・シリーズかなぁ。
 付け足しのようになりますがRomaも一般的なドラマだと思えば面白い方ですよ~
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by rotarotajp | 2008-10-16 20:33 | 私事

経済問題は理解できぬ

 アイスランド破綻のケースはたぶんかなり珍しいのではないかな?

(表題にあるとおり、拙者は超のつく経済音痴なので勘違い等、いつもより多いかもしれませんが、あしからず御了承のほど・・・アイスランドの人口は約30万、日本でいえば青森市ぐらい)

 銀行預金を全額保護するといったまではよい。ところが英国人の口座は守らないとホルデ首相が宣言して、これにブラウン首相がキレたそうな。なんとまぁ、高い金利をあてにして、30万もの英国人口座がアイスランドでつくられていたらしい。中には英国の自治体のものもあったそうだ。

 これだけで充分大喧嘩のネタになりそうなのに、その上アイスランドは最近英国と敵対しているロシアに緊急融資を要請。

 ブラウン首相は英国内のアイスランドの資産を凍結。
 911以後につくられた反テロ法の条項を適用したのだという。
 当然アイスランドは「テロリストと一緒にされるとは不快でおじゃる」と大反発。

 両国とも「俺の金返せ」だから、なかなか落としどころはなさそうだ。
(以上主要メディアの記事からの寄せ集め情報)

 それにしてもアイスランド、国をあげて国民総生産の何倍もの金を投機に出す大ギャンブル。勝ちに勝って今年三月の政策金利が15%。日本の金利と比べると涙が出るような太っ腹ぶり。
 ほんの数ヶ月前まではヨーロッパ内で最も国際競争力の高い国といわれていたそうな。
 でも、・・・・主要な輸出品は水産加工物。

 さて、
 無理矢理な先進国同時公的資金注入宣言によって本日の株価は未曾有の高騰。
 しぼんだ泡を膨らませて落ち着くところに落ち着かせようという、考えてみれば史上初の(それなりに成功しそうな)試みかも。これまで人力でバブルの崩壊をリアルタイムで計測し、押しとどめた例なんてなかったのじゃないかしら?

 でも株価一万円前後でグダグダされると、やっぱり先行きが見えなくなって今度はゆっくりと沈んでいきそうです。そういう意味では衝撃緩和処置と捉えるほうが正しいのかしら。

 とにかく一回破れた風船には信用がない。金融機関にも無尽蔵に税金を入れるわけにはいかないのだから、日本のバブル処理と同じで早晩破綻すべき金融機関は破綻させなきゃならないのだろうなぁと思う。つまり右肩下がりの角度が緩やかになっただけ。
 欧米ではポツリポツリと金融機関が淘汰されていくのではないかとシロウト予想。

 ところでニュースの解説記事を読みながら、わけのわからん円高とドル安、低金利。投資先の選別を経て、また日本は妙なバブルに突入しかねないのでは・・・と妄想しました。もっとも何をネタに銀行は金を貸すのだ?という問題はあります(笑 土地では貸せないだろうし・・・ついに環境かな?

 「二酸化炭素の排出を一時間我慢する」を担保に100万円、とか、ダメですかね?
「十年間二酸化炭素排出しないから一億円貸してくれ!」なんてね。
 で、不良債権化したら殺し屋がやってきて・・・
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by rotarotajp | 2008-10-14 20:46 | 時事

死より悪い運命

 ズボンのポケットに手を入れた拍子に100円玉が転がり落ちた。反射的に貧乏性の身体が動き、右肘が机の上のマグを直撃。
 愛用のバケツ・マグが落下し、コーヒーを撒き散らしながら右足の甲を直撃した。
 声ならぬ声をあげ、とっさによけようとひねった左足の腿がつって悶絶。
 床はコーヒーまみれ、銀色の100円玉は本を詰め込んだダンボールの奥深く落ちた。
 床に転がったまま足を揉みつつ、手拭を取って、とりあえずの応急処置。
 手拭のコーヒーダムに電話の充電器が浮かぶ。
 
 おりしも読みかけの本はカート・ヴォネガット著「死より悪い運命」、「スローターハウス5」「タイタンの妖女」の著者のエッセイ集。「まえがき」にハインリヒ・ベルと一緒の写真が掲載されていたので衝動買い。おもしろいぃ。
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by rotarotajp | 2008-10-11 00:12 | 私事
 歴史ってのは面白いですね。政治に縛られた定説、そして野に下った異説。どれが真実かはわからない。タイムマシンでもなければきっとわからない。
 これだけ情報化された世界で現代のことさえわからないのですから、過去のことなぞわかるはずがないというのが本当かもしれません。
 でもぼくらは歴史を確定的な事実として記述する傾向があります。学校なんかで教えるのに「古代文明はあったかもしれないけどなかったかもしれない」とか「真珠湾は不意打ちだったかもしれないけどアメリカの罠だったかもしれない」とはいえないですね。
 人物や物事の重要度はだいたい序列化されています。

 歴史を読んでいると、本当に人間は奥深くておもしろい。その解釈も含めて面白い。
 歴史家は猪鍋食って脂汗流しながら、熱の篭った部屋でぐちゃぐちゃ人の血肉を捏ね上げて、見上げるような塑像をつくっている。
 民族の神像みたいなものだと思います。
 例え公正を旨とするものでも、そのこと自体が個性です。

 だから確実な歴史は結局、モノです。
 例えばいくら都合が悪くても、江戸時代に浮世絵があったことは否定できない。現物の浮世絵が大量に残されているからです。モノは否定しづらい。だからモノが歴史の背骨になるのだと思います。思想とか動機とか、出来事とか、モノに残らないものは色々と理由があって序列化され、再解釈され、時には抹殺され、時には捏造されます。
 もっともモノも捏造されることがあるようで、その点ではモノさえ信用できない時がある。

 最後になりましたが塩野七生氏の「ローマから日本が見える」は面白うございました。
 カエサル萌えですな。短命だったのが彼の美点のような気もしますが・・・
 「ガリア戦記」をあわせてつまみ読み。
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by rotarotajp | 2008-10-06 19:16 | 私事

アンテナ不調

 どうも最近アンテナにかかってくる事柄がない。

 大きな事件は経済絡みだし、これは派手な口三味付きの博打なので、流れる情報の意味が素人にはナカナカ理解できない。

 もっとも上振れるにしても、下振れるにしても、提灯を吊って儲けている人たちがいることだけはなんとなくわかる。

 実はサブプライム。拙者は当初見通し(シロウトに見通しもないもんだ・・・笑)を誤った。
 たかが20兆円の問題。米の銀行は非情だから、回収は容赦なし。政府の動きも早かったし、あっという間に終息するだろうと思っていたら、意外にも常識が勝ったのだろうか。
 事件を契機にあぶくをあぶくと認識する向きが強くなったらしい。

 元々ユーロ、米、ブリックスをぐるっと巻き込む巨大バブルといったイメージはあった。そしてオリンピックの終了を契機に何かが起きるとは、ここ数年、誰もが言ってきたことで、確たる理由がないにしても、それが現在に至る下地をつくってきていたのだろう。
 そもそもがあぶくだから実態なんか関係ない。大事なのは人の気持ち、気分だ。
 みんながダメだと思えばダメになる。

 拙者は欧州から崩れるかなぁ、と思っていたが(たまたま欧州の土地の異常さを知っていたからだろうか・・・)、震源地は金融の本丸、NYだった。米には欧以上に凄まじい巨大アブクが膨らんでいたのだろう。
 ニュースで見ると、米は9割の人が借金で現在の生活を維持しているのだそうだ。しかも20年近く続いたバブルで、ほとんどの消費者は生活を切り詰めたことがない。欧州主要国の中間層も「切り詰め」という点では同じらしい。
 その点、日本は20年地を這ってデフレデフレだから、まさにウェルカム!仲間が増えて心強い。共に消費を控える清貧の道を邁進し、地球環境の健全化に貢献しようではないか!(大嘘

 金融危機そのものは、雲上人の御話。
 もう、兆のつく話なぞ何の関心も持てぬヨ。
 現在7~9000兆円分のお魚さんが世界中を回遊しているそうだ。でも、みんな寂しがり屋さんだから数箇所にかたまって棲息している。
 そうしたお魚さんが卵を産んで、ますます増える。
 一匹ぐらい変わり者が拙者の懐に飛び込んでこないものか・・・・一兆円あったら凄まじくくだらないことに使い果たすのだが・・・・

 今度のバブル崩壊、生血を啜って目を爛々と光らせていた下っ端怪物の一部が、さぞ慌てていることだろうと、それだけが楽しいが、親分たちはかえって儲けているだろうし、すぐまた妙な風船を膨らませて儲けはじめるだろうから、実に難しい。
 もう泡の部分の方が大きいのだ。
 粗雑な頭ではどんな仕組みで1ドルが30ドルに化けて取引されるのか、さっぱりわからない。

 日本の金融開国・新自由主義への回頭は色々と議論の尽きないところ。
 同じライオン丸でもあるし当時の船頭さんだった小泉首相は将来「平成の浜口雄幸」とかいわれるのかしらと、埒もないことを考えている。
 そういゃ浜口内閣には小泉氏の祖父がおられたのだっけ・・・因縁ですなぁ。
 こういう風に世襲的になると、過去と現在の対比や系図なんかが意味を持ってきて、これはこれで楽しいものです。
 よその国の話だったらもっと楽しいのだけれど・・・。

 そして本日はバイデン、ペイリン両候補のTV討論日である。
 動画を探さねば!
 楽しみ。ペイリン氏が無知を売り物にしてきたのは期待値を下げる戦術だったのか、はたまた地なのか・・・うひひひ・・・・ぐはははは

 と、こんなぐあいに妙な電波がアンテナを占領していて、まともな情報が入ってこない昨今なのであります。
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by rotarotajp | 2008-10-03 19:49 | 時事