日々是勉学


by rotarotajp
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「落語」という言葉の定着は意外と新しく、昭和に入ってからのことだそうです。それ以前には「はなし」「軽口」などといわれていたそうで、やがて「落としはなし」となり「落語」になったのだとか。
 そういえば今も「落語家」というよりは「咄し家」という方が通るようです。
 昔から権力者には面白おかしいことを行って場を和ませる者が付き物でありまして、道化、狂言師の類は洋の東西を問わず、存在いたします。
 それを言葉だけで行うとなりますと、日本の場合、戦国の頃のお伽衆のようなものが、そのはしりになるのだそうです。
 有名どころでは秀吉に仕えた曽呂利新左衛門(空想上の人物とも言われます)。

 落語で有名な「寝床」、原型はそうとうに古いのだそうでありまして、最初は琵琶で語る平家物語だったそうであります。演者がイザ平家物語にかかると聴衆がふと静かになる。「うむ、みな聞きほれておるな」といよいよ力を込めて語っていると、世話役が出てきて演者に耳打ちする。「みなお帰りになりました」。客がみんな帰ってしまったから静かだったのだというオチ。

 落語はいまや古典芸ですし、ファンも多いですから、まず将来も安泰でしょうが、やがては反骨の精神が鈍ってくるのではないかとも思えます。世襲政治家のような一門がありますもの。嘘でも一番上手い弟子が継ぐべきだと思いますがね。「家」のつく職業に世襲なしといいますが、最近は逆転しているようです。
 もっとも、おっとり気の抜けた落語がつまらないといって、闇夜の狂笑、目付きが尋常でないのも、やはり臭くて面白くない。
 難しいものですね。

 最後に最近テレビで聞いたコメント。
「円が上がり続けている。おそらく100円を越えるでしょう。輸出産業にはプラスです」
 経済評論家の皆様の中にはチャートを逆さまに見てる人がいるんですなぁ。なんちゅう倒錯した発言かと苦笑。一種リアルの落語ですネ。
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# by rotarotajp | 2009-04-06 22:32 | 私事

月は無慈悲な夜の女王

 日記を読み返していて、ここ最近の自分の精神状態の低調っぷりに笑ってしまいました。毎年春は欝がひどいようです。花粉症なんかが影響するのかしらん。知的退廃もここに極まれりで、ろくな本もこのところ読んでいませんゾ。
 ところで「田舎者に日本橋を売りつける」といった笑い噺があったかに思いますが、ロイターの記事に「月の地価20%下落」とあって苦笑しました。(直リンは畏れ多いので興味がおありでしたら検索してくださりませ)
 火星や金星の土地も売っているそうです。・・・冗談でしょうがね。
 月や火星の土地が売れるなら太陽も売れるのでしょうか?
 太陽光発電の利益をゴッソリと懐に・・・ムハハハハ・・・いかん、妄想が・・・
 もっとも「土地の値段」等々の仕組みはすべてこの類のものでして地球を二つに割ってポルトガルとスペインが「こっちはわしのもん。そっちはわれのもん」と宣言したこともありました。違いは強制出来るか出来ないかなのであります。
 月なんかは最初にそこに行き着いて、ちゃんと生き延びる設備を整えた人たちのモノになるのでしょうね。一世紀・・・二世紀・・・ううん・・・三世紀後ぐらいにはそんな景色が見れたりするのかなぁ。未来の人がうらやましいなぁ。早くこの息苦しい江戸時代には終わって欲しいです。
 ハインラインでも読もっと・・・
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# by rotarotajp | 2009-03-29 20:19 | 私事

 急に左の歯が痛み始めました。
 すでに治療してある歯で、神経も殺してあるはずなのですが・・・。腰の痛みで数日弱ってましたから、そこから歯にきたのだろうな、と思っています。見えない横の方から穴があいてるんだろうなぁ・・・。
 天罰テキメンといいますか、某人物が歯医者さんに「怖い」といって行かないのを笑ったばかり。嗚呼、歯医者さん行きたくない・・・汗

MD「絶対に当たらない」発言。政府筋ってドコのバ・・・誰だ。こっちの方が小沢氏関連の発言より悪質。国内だけのコトではないですから。とはいえ、迎撃はアメリカの防衛システムのセールスの為かもなぁ、などと考え出したら言いたくもなるでしょうが、そんな後ろ向きな考えではいかん。しばらく核を持てない日本にとってはナカナカ有用な装置です。戦争になったら悠長に一発二発のICBMじゃすまんのですから、所詮今はハッタリ兵器ですが、研究を続ければ立派な傘になるかも・・・。しかも攻撃兵器じゃなくて防衛兵器!日本にベストマッチですな。攻撃側有利は常に動かしがたいにしてもデス。

歯痛ぇ・・・
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# by rotarotajp | 2009-03-24 21:23 | 時事

TOKYO

 某中部の都市より某東部の都市に出てきたとき、心底びっくりしたものだった。
 にこやかな「おはよう」も、気のいい駅員さんの「ありがとうございましたー」もない。あるのはネズミ小僧のように一歩引いた暗い顔と、互いの距離を計る微妙な立ち位置。
 蛍光灯の黄色い光。水に濡れたヤニの黒い汚れだ。
 某都市に行くと、バベルの塔という自覚もなさそうな、巨大な高層ビルが林立していた。そのハイテクの高層ビル群に、どことなく溝板長屋の臭気のようなものが漂っているのが不思議だった。
 品格のある都市、といった言葉を使った人がいた。
 TOKYOがローマやアテネや、パリのような都市になる日は来るのか?と問いかけていた。
 きっと来ないのだろう。
 TOKYOはちょっと前の日本映画にあったような無国籍都市だ。かくあれかしと憧れる日本の欲の鏡。
 ぼくは中部の、もう少しノーブルな雰囲気の方が好きなようだった。
 もっともそこも、「最長の景気拡大」とやらでずいぶんTOKYO臭い田舎に変わってしまったようなのだけれども。
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# by rotarotajp | 2009-03-23 22:44 | 私事
 某評論家の御話によると箪笥預金はおよそ30兆円、そのうち14兆円ぐらいは聖徳太子なんですって。
 どんなおっさんおばさんが持ってるんだろ。聖徳太子ってことは80年代以前にお金持ちになった方々ですね・・・・。

 で、最近某中国をやたらと礼賛する人が多いように思いますが、あれは世界大不況の頃のソ連に似ているのではないかなぁ、と思いますです。欧州の知識人が大挙してモスクワを視察して、一時期、礼賛の限りを尽くした。資本主義は疲弊し、終わったとさえいった人がいたそうですが・・・独裁は独裁。どんなにショボくても民主主義が一番です。はい。独裁だからある程度ズバっと早く出来るんです。情報管制もできるだろうし・・・。なにやら「これからは中国じゃ!」とイケイケドンドンで進んでいくとエライ目にあうぞ・・・と思うのですが、いかがなものでしょうか。台湾なんて独立も危なくな(略

 もう一点、テポドンと北の問題ですが・・・。
 チェンバレン元首相が総統と単独会見をやってチェコだったかの見殺しを決めて帰ってきたとき、イギリスの某詩人は(正確な文言は忘れましたが)「まだ死なない戦死者の命を救った」と元首相を讃えましたが、救ったどころか、危機をより一層大きくして大虐殺の道を拓いたも同然。大英帝国は歴史に厳しく糾弾されるハメになりました。今もきっと600万のユダヤ人の亡霊が地獄の首相を呪っていることでしょう。
 麻生総理の迎撃決断は、びっくりしましたが、他は全て失敗してもコレだけでも以前の総理よりマシです。制裁強化も大英断。収容所国家の中の何千万という餓死寸前の人たちに恨まれるより糖尿病の将軍一人に恨まれたほうがまだマシです。もうすぐ麻生総理は任期切れですが、この一点、しっかりと舵きりして乗り切っていただきたいものです。
 まあ、どーなるんでしょ・・・
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# by rotarotajp | 2009-03-22 22:03 | 私事

月に棹さす高瀬舟

 白石一郎氏の「十時半睡事件帖」シリーズを再読。やっぱり面白い。時代劇は時代劇でも、いまの世の中を愚痴っているような、やや恨み節のような所があるから、たぶんそれがより一層面白いんですね。絶筆になった「東海道をゆく」の続きが読みたくなります。あの未亡人とどうなるんだぁぁぁ!と。
 池波正太郎氏の「剣客商売」の秋山翁とどっちであろうか?というと、長い分、剣客商売の方が得をしますが、十時半睡シリーズ、もう少し数が出れば剣客商売に劣らないメジャー物になっていたかもしれないなぁ、と思います。
 もっとも作者を有名にしたのは「海」モノですから、十時半睡シリーズは、ややオマケ的。中の数編に出てくる海の描写には、なるほど、海作家!と思わせるものがあります。

 ことのついでに007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」を観て、いや、これもナカナカ。シリーズの中でも白眉の出来だと思います。007といやぁ、原作者のイアン・フレミングはスコットランドの労働者丸出しのショーン・コネリーを紹介された時、呆気にとられ「これじゃいかん」と高級な遊びにつれまわして、上流階級の仕草を身につけさせたといいますが、今度のボンドにもそういった「薄皮一枚下は野生」の雰囲気があります。ナカナカ、ナカナカ。脚本もいい。続編まで見たくなりましたですよ。娯楽映画にゃ違いないですが・・・。どうせならMの配役も変えて欲しかった・・・契約の都合かなんかですかね・・・。

 山本周五郎氏も数冊つまみ読み。娯楽?小説はやっぱり面白い。お気に入りは

「人情武士道」のなかの「竹槍念仏」。調子が素晴らしい。最後もいい!青い清水港と白い富士、剣菱のむせるような匂いと・・・すっと抜けていく空っ風、こたえられないっす。この著者に任侠モノは珍しい。あとは「花も刀も」の平手造酒ぐらいしか思いつかないなぁ。
天保水滸伝きいてみたいけど・・・。CDどっかにあるかしらん。
「酔いどれ次郎八」の「浪人一代男」。仕掛けは安兵衛高田の馬場の決闘と同じでも、盲目の姫を絡ませるところが壮絶でいい。同じ浪人モノで「月の松山」の「壱両千両」もいいなぁ、と好きなのを挙げるとキリがないのでやめまする。
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# by rotarotajp | 2009-03-17 21:06 | 私事

シーン#1

 忘れられない景色があります。
 景色というよりはシーンかな。
 最初の一個は、たぶん最初の記憶で、薄暗い蛍光灯の光の中に浮かび上がる駅か空港のホール。
 二個目は長い坂です。坂の先に路面電車の駅があって、道の右側にパン屋さんがある。
 三個目は少し飛んで、たぶん夏祭りの夜ですね。提灯の淡い光があって、赤い着物を着たおねえさんが二人、石鹸の香りを漂わせて通り過ぎるんです。まだ色気の出る前だから、何かおっとりとした、夢のような景色でした。
 まあ、他にも色々とあるのですが、不思議と物心がついてからは、自分がそこにいるというより、そこにいる自分をもう一人の自分が見ているような、テレビの中の自分を見ているような、ちょっともどかしいシーンが多くなってきます。きっと「客観」が生まれてしまったのですね。
 ある場所の、従業員用の休憩室で、汚い布団が重ねてあってね、並んだロッカーが鈍色に光って、あの景色は忘れないなぁ。
 一番青春らしい青春の景色です。あそこでは変な人にも沢山出会いましたし、怖い人に絡まれたりもしました。あと、煙草に火をつけてあげるとキャッキャと喜ぶオバサンとかね。
 裏手の従業員口から両手にゴミ袋をかかえて外に出ると、いつの間にか足首が埋まるほど雪が降っていて、日のあたらない薄汚いビルの合間のようなそこが真っ白になっていて、吐く息が光って見えました。
 ずっと後になって、面倒な夜勤でビルの屋上に出たら、意外なほどそこの夜景がきれいに見えたこともありました。
 思いもかけない瞬間に「客観」の隙をついて、ホントに美しい「シーン」が現れる。これがあるから人間やめられない。
 上の方でまたたく赤い警告灯が「あれ一個、すげぇ高いそうだよ。何十万円もするんだってさ」と、一緒にいた人が教えてくれました。そりゃそうです。美しいものは高いに決まってます。
 まだ泳げない頃のプール。階段沿いにまっすぐ水の中を歩きました。上を見上げるとキラキラしていて。あんなにきれいなものもなかったなぁ。外にいた母が駆け込んできて、一緒にプールにいた幼い姉が「なんで目を離すの!」と、気の毒に怒られていました。
 いま観光地にいって、なにやら素晴らしいといわれる景色を見ても、最初から予想しているから、面白くもないし、第一美しくもない。
 何でこんなところに来たんだろうと自問自答を始めて、欝になります。みんなは違うのかなぁ?
 修行のように旅行ばかり行く知人がいますが、ボクは心ひそかに「聖杯探索者」と名付けています。
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# by rotarotajp | 2009-03-12 19:16 | 私事

大連立?

 某メディアのアンケート調査では、与野党に絶望して大連立を希望する向きが多数あるのだそうだ。
「なんじゃそら?」と唖然とした。
 かつて対米開戦が云々された次期に「ジリ貧をさけてドカ貧におちいることなかれ」といった、誰だったか忘れたが、要人がおられたという。
 確かに大連立となれば劇的に物事は進むだろう。
 しかしこれは戦中の翼賛体制と同じである。ストップ&チェック機能が、まあ、いまも機能していないかもしれないが、ある期間、ないしは今後ずっと、名実共に失われるのである。
 政党政治の破裂だ。
 政治は人の生命を左右する。生かすも殺すも自由だ。それが政治の本来で、つまり化け物、リヴァイアサンの爪であり牙なのだ。増税も自由なら年金の改編も自由、国民背番号制から健康保険に至るまで、何でも手をつけられるようになる。憲法改正、選挙に負けそうなら選挙法改正という手もある。
 下世話に言えば、通帳、ハンコ、保険書に権利書、学校の卒業免状から財布の小銭に至るまで、全部渡すのと一緒。
 え?あの顔の人たちに預けるの?本気ですか?といいたい。
 もっとも金融危機対策にねじれ国会の解消は急務だ。行動を急がせるには、これはもう野党の戦術勝ちを認め、衆院を参院と同じ色に染めるしかない。
 同様に、一度大連立を支持して一票を投じれば、その結果の責任は嫌でも皆が負わされることになる。
 大連立という言葉には、ほとんど背筋が凍るような恐れを感じるが、どんなものであろうか?
 前回も書いたが、こうした問題は一蓮托生、連帯の関係にある。つまり帯を互いに結びつけて行うことなのだ。どうしても荒波の海に飛び込みたいというのなら、せめてよく考えてからにして欲しい。なぜというに、ボクも一緒に海に引きずり込まれるからである。
 できれば真冬の波と格闘するのは勘弁願いたい。
 と、CME日経先物を見れば易々と7000円割れてるし・・・・前回のITバブルの時は確か瞬間風速だったけど、今回はこの辺に居つきそうな・・・・嗚呼・・・・・ついに魔境ですなぁ
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# by rotarotajp | 2009-03-09 21:31 | 時事

魑魅魍魎奇奇怪怪

 もはや冥界の事件です。何が起こってるのやら。今わかってるのは、自民党からも贄になる人がきっと出るということ。そうじゃなくちゃ落ちるものが落ちません。
 最終的に誰が本当に得をするかというとライオン丸様御周辺の方々ぐらいでしょうかネ。まあ、あと思うのは・・・麻生氏が選挙をのばしてきたのはコレが頭にあったからかぁというぐらいかな・・・もしかすると二代続けて総理が政権を投げ出したのも・・・・いや、安倍氏は別に色々とありそうだしなぁ・・・福田氏の方はそうかもと思わないでもありませぬよ。ダメリカのナニやらコレやらなんでしょうかねぇ。あの会社は北とあれやらこれやらというし、そう考えると大連立なんかで干渉を防ぐというのは救国の窮余の一策?・・・まあ、さっぱりわからないので、わからないコメントで・・・。総裁選は時間がアレだから、結局は禅譲で一番得した陣営の女史あたりにいくのかなぁ。
 確かに政治の裏話、噂のような物は、説得力のあるものも多いし、売文家のホラ噺と思っていたものが、あとで証明されてしまうこともあります。
 上品で、華麗な晩餐会や舞踏会で食された何年モノのワイン、シャンパンでも、果ては名物シェフの絶品の料理であっても、すべて最後は便所に汚物として流される。濁なきモノなどないのは自然の当然としても、ホント、仮にも誰もが参加を強制される経済博打の賭場の胴元やら、政治劇場の演舞者を志す人には、それなりに高潔な熱情に動かされていて欲しい。何でってこともないけど、こっちゃ平民、逃げらんないんだもの。
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# by rotarotajp | 2009-03-07 17:28 | 時事

駅馬車

 ジョン・フォード監督の「駅馬車」
 名作です。アメリカ先住民族の描き方は現在の基準では通用しないでしょうけど、映画としては本当によく出来ています。改めて溜息をつきました。
 やはり白眉は医師とお酒の行商人の造形。最初は共にある種の敗残者として登場するのですが、状況が悪化するにつれ、本来の人間的な、底堅い温かみが表に出てくる仕掛け。その辺りが本当にうまい!逆にモラルを振りかざす社会的地位の高い銀行家が、窮地に陥るにつれ、飾りが剥げ落ちていく。いわば負け犬賛歌。日本でいえば長屋人情モノ。名家に背を向けたニヒルな賭博師、リアリストの保安官。高貴な女と酒場の女。
 すべてが渾然一体となって、最終盤に向かう筋立てのうまさ。
 いんやぁ。すんばらすぃ。
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# by rotarotajp | 2009-03-02 20:27 | 私事