「落語」という言葉の定着は意外と新しく、昭和に入ってからのことだそうです。それ以前には「はなし」「軽口」などといわれていたそうで、やがて「落としはなし」となり「落語」になったのだとか。
そういえば今も「落語家」というよりは「咄し家」という方が通るようです。
昔から権力者には面白おかしいことを行って場を和ませる者が付き物でありまして、道化、狂言師の類は洋の東西を問わず、存在いたします。
それを言葉だけで行うとなりますと、日本の場合、戦国の頃のお伽衆のようなものが、そのはしりになるのだそうです。
有名どころでは秀吉に仕えた曽呂利新左衛門(空想上の人物とも言われます)。
落語で有名な「寝床」、原型はそうとうに古いのだそうでありまして、最初は琵琶で語る平家物語だったそうであります。演者がイザ平家物語にかかると聴衆がふと静かになる。「うむ、みな聞きほれておるな」といよいよ力を込めて語っていると、世話役が出てきて演者に耳打ちする。「みなお帰りになりました」。客がみんな帰ってしまったから静かだったのだというオチ。
落語はいまや古典芸ですし、ファンも多いですから、まず将来も安泰でしょうが、やがては反骨の精神が鈍ってくるのではないかとも思えます。世襲政治家のような一門がありますもの。嘘でも一番上手い弟子が継ぐべきだと思いますがね。「家」のつく職業に世襲なしといいますが、最近は逆転しているようです。
もっとも、おっとり気の抜けた落語がつまらないといって、闇夜の狂笑、目付きが尋常でないのも、やはり臭くて面白くない。
難しいものですね。
最後に最近テレビで聞いたコメント。
「円が上がり続けている。おそらく100円を越えるでしょう。輸出産業にはプラスです」
経済評論家の皆様の中にはチャートを逆さまに見てる人がいるんですなぁ。なんちゅう倒錯した発言かと苦笑。一種リアルの落語ですネ。
そういえば今も「落語家」というよりは「咄し家」という方が通るようです。
昔から権力者には面白おかしいことを行って場を和ませる者が付き物でありまして、道化、狂言師の類は洋の東西を問わず、存在いたします。
それを言葉だけで行うとなりますと、日本の場合、戦国の頃のお伽衆のようなものが、そのはしりになるのだそうです。
有名どころでは秀吉に仕えた曽呂利新左衛門(空想上の人物とも言われます)。
落語で有名な「寝床」、原型はそうとうに古いのだそうでありまして、最初は琵琶で語る平家物語だったそうであります。演者がイザ平家物語にかかると聴衆がふと静かになる。「うむ、みな聞きほれておるな」といよいよ力を込めて語っていると、世話役が出てきて演者に耳打ちする。「みなお帰りになりました」。客がみんな帰ってしまったから静かだったのだというオチ。
落語はいまや古典芸ですし、ファンも多いですから、まず将来も安泰でしょうが、やがては反骨の精神が鈍ってくるのではないかとも思えます。世襲政治家のような一門がありますもの。嘘でも一番上手い弟子が継ぐべきだと思いますがね。「家」のつく職業に世襲なしといいますが、最近は逆転しているようです。
もっとも、おっとり気の抜けた落語がつまらないといって、闇夜の狂笑、目付きが尋常でないのも、やはり臭くて面白くない。
難しいものですね。
最後に最近テレビで聞いたコメント。
「円が上がり続けている。おそらく100円を越えるでしょう。輸出産業にはプラスです」
経済評論家の皆様の中にはチャートを逆さまに見てる人がいるんですなぁ。なんちゅう倒錯した発言かと苦笑。一種リアルの落語ですネ。
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by rotarotajp
| 2009-04-06 22:32
| 私事