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日々是勉学


by rotarotajp
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殺人と異常性

某書を読んでいたら「殺人は異常の行為であるわけです」とのたまう先生がいたので、この湿気の多い日にピチっと頭の血管が切れるかと思った。その先生曰く「人を殺す、同種を殺すという経験をする人は極めて限られている。そもそも生物は同種を殺そうとはしないものである」云々。まったく、こやつ、夢でも見てるんじゃないかと・・・・。動物は同種殺しをしないだろうか?例えば猿に拳銃を持たせて、使い方を覚えこませてみたまへよ。ちょっとした縄張り争いで同種を殺してしまうのではないだろうか?犬は?猫は?イルカは?牛は?みな同種同士殺し合いをすれば体格も武器も同じだから共倒れになる。だから殺しあわない。切羽詰るほど腹が減れば命懸けで同種を殺して食ってしまう動物など一杯ある。むしろ殺さない種の方が少ないだろう。動物の中には、なるほど、殺し合いを避けるために「競技」を発展させたものもある。威嚇しあうだけでとか、吼えるだけ、色の鮮やかを競ったり、等々。その点、人間は凄まじい。殺し合いの代わりとなる「競技」を山と発展させてきた。スポーツの数々、将棋やトランプや、そして今の時代のPCゲームを見よ!「殺し」を少しでも減らすための知恵だ。道具を使う「人間」は簡単に同種を殺せるようになったからこそ、なんとか同種を殺さないように、様々な工夫を凝らしてきたのだ。その努力を笑うかのように「殺人は異常の行為」とは何事!人を簡単に殺す能力を持ちながら殺人をしないのが異常のことなのだ。その異常こそ歴史が積み上げてきた知恵なのだ。それを抑え損なって、「人は人を殺さないものですよ」などと教育者がのたまってどーする!プンスカ!
by rotarotajp | 2005-06-29 14:43 | 時事