日々是勉学


by rotarotajp
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言葉

いったいあの頃の人たちはどんな言葉を喋っていたのだろう?そんな基本的なところからしてわからないからお手上げです。友人と食事をしながら話していたら「そりゃ当時の文化人はイタリア語に決まってる。少し時代は下るがモーツァルトやサリエリをみろ。オペラをみろ」といわれ、なるほど、左にあらんと納得して家に帰ってから「イタリア語」という言葉を安易に受け取りすぎたと反省しました。「イタリア語」はイタリア統一後の人造語ですから、やや正確さに欠けるのです。では一般に言う「音楽に使うイタリア語」とは何かといえば、これまた調べるのが面倒でまだ調べてませんが、おそらくはトスカーナ方言ないしは俗ラテン語と呼ばれる「ラテン語くずれ」ではないかと思います。ラテン語は当時のユニバーサル言語ですから理解できてあたりまえとして、トスカーナ方言を皆が理解できたのだろうか?と、あまりに面倒で考えるのが嫌で、そこから宮廷、公用語といった本当に必要な要素に辿り着けませぬ(;つД`)
そういえばイタリアのおっちゃんが「イタリア語がわかればラテン語も多少は見当がつく」と言っておりましたが、しかし「まったく違うものでもある」と注釈がつきました。そうなるとイタリア語もラテン語も知らない拙者には謎の領域に入ります。日本人が中国の言葉を見るときぐらいの違いでしょうかね?また使われる言葉が時期によって流動するのがさらにいただけない。そもそも拙者の関心の中心人物であるヴィットリオ・アメデオの支配したサヴォア領で使われた言語も不明なのです。ピエモンテ方言なのか?サヴォア方言なのか?フランス語 なのか?ドイツ語か?チロルにも方言はありそうです。宮廷の公用語はドイツ語?フランス語?はたまた俗ラテン語かラテン語?拙者が手に入れた資料はフランス語が多いので、おそらくフランス語が主だと思うのですが、ではフランス語がどの程度自然に使われる言葉だったのか?という、その温度はわかりません。例えばオイゲン公子を見ると、フランス語が主でイタリア語(つまりラテン系の俗語でしょうなぁ?)でも読み書きが出来、ドイツ語も読んで喋る事が出来たが書くのは苦手だった、とモノの本にあります。帝国で一番エライ人がドイツ語が一番苦手だったというのは拙者の想像を絶します。こうした言葉の使い分け、言葉の階級とでもいいましょうか、これはたぶん知っておられる方々には非常に自明のことなのだと思うのですが、門外漢の拙者にはどこを調べてよいものかも見当がつきかねる今日でありました。
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by rotarotajp | 2005-07-24 17:57 | バロック