日々是勉学


by rotarotajp
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Lorenzo de' Medici 豪華王 il Magnifico

ふと思い立ってネットで調べたロレンツォ・デ・メディチの例の歌です。
二つ訳文を見つけました。どちらも訳者の方がどなたかわからない形で引用されておりまして、そのまま引っ張ってきていいものかとチョット悩みましたが、まあ、たぶんいいでしょう。

a)
若いっていいもんだ      
けれども花はすぐに散る    
遊びたいなら今のうち     
確かな明日はないものを

b)
青春はいかばかりか美しき 
されどそれははかなく過ぎゆく
楽しからん者は大いに楽しめ 
明日の日は 確かならず

これはカーニヴァルで歌う為に造られたものだそうであります。上の部分は歌の冒頭で、本来はもっと長い歌です。原文はたぶん以下

Berricuocoli, donne, e confortini!
se ne volete, i nostri son de’ fini.
Non bisogna insegnar come si fanno,
ch’è tempo perso, e ’l tempo è pur gran danno

全然意味不明、Rotaさまに読めるシロモノではないので、まったく違う詩かもしれません。もしそうだったらゴメンなすって。
なんでそんな無理をして、この詩を探してきたかというと、以前にどこかで読んで、わりと長い間心に残っているからです。昨日ルネッサンスの事をチラリと書いたので、その続きみたいなものですね。豪華王と呼ばれる人に相応しいイイ感じの歌です。

こうした詩は東西を問わないようで、三国志演義の準主役!曹操さまの詩にそっくりのがあります。Rotaの超訳を付加いたしますと・・・飲めや歌え、人生は短いぞ!まあ、例えるならすぐに消え去る朝露のようなもんだ。過ぎた時間ばかりが増えていく・・・・豪華王のに比べると、ちょっと暗いですかな。

対酒当歌
人生幾何
譬如朝露
去日苦多

豪華王の最晩年にはサヴォナローラの影がのびて、フィレンツェは黄金の時代から、神権政治の鋼の時代に入ります。日本で言うと・・・どうだろう・・・秀吉から家康みたいなものですかね?祝祭の後には反動がある。酒も飲みすぎれば二日酔い。それでもよく飲みすぎてしまうのは、今の楽しみは儚いと知っているせいでしょうか?まさに「明日の日は確かならず」です。
フッイツ・ジェラルドじゃありませんが、今が「幸せの絶頂」の時代なのかもしれません。遠からず、何か恐ろしい事が起きて、何もかもが零になる・・・酔いがさめてしまう・・・そんな「漠然とした不安」を感じないでもない、ちょっと文学青年風に書いた本日の日記でありました。
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by rotarotajp | 2005-09-01 10:33