日々是勉学


by rotarotajp
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

城壁の真髄ここにあり。

d0052110_19494242.jpg
ピレネーに程近いフランス、ラングドック地方の一番の名物といえば「カルカッソンヌ」の城塞都市でありましょう。ここは世界遺産にも指定された、中世城壁マニアの、いわば聖地ともいうべき場所であります。かつては何処でも見られた風景。都市を取り巻く城壁や、バロック君主らが自領に張り巡らせた星型の防塁は、時代が進むにつれ無用化し、交通の妨げにもなったことから、今ではその殆どが破壊されてしまっています。(旧市街を取り巻く環状道路などはたいてい昔の城壁の名残です)カルカッソンヌは、完全に近い形での「中世城塞都市」が、そのままの姿で見られる、おそらく全欧州でも稀有の場所であります。例によってローマ時代の遺物が混交する、典型的な「積み上げ」建造物で、ロマン様式からゴシック様式にいたる様々な時代(ある種の先入観のもとで大戦後にほどこされた修繕工事も含めて)の遺物を見る事ができます。Rotaは何の因果でか、この比較的小さく、城壁しか見るものがない場所に五日間ほど滞在いたしました。まだ観光の季節でもなかったので、人出もなく、閑散とした場所で一日、ボーっと城壁の石に座って古代の恐竜のようなシロモノを眺め続けたです。猛暑の上に、乾燥していて、すぐ服に塩が吹き出てきました。城壁の内部は一応、普通の町か村のようになっておりまして、その殆どがレストランやお土産屋といった観光客相手の商売を営んでいるようでした。とはいえ生活の実態がないわけではなく、観光客の行かない片隅には生活臭もあります。映画の舞台等にもよく使われているので、知らずに見ている人も多いだろうと思います。
[PR]
by rotarotajp | 2005-11-04 20:02 | バロック