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2007年 09月 15日 ( 1 )

l'ange de l'assassinat

d0052110_1855678.jpg シャルロット・コルデー(Marie Anne Charlotte Corday d’Armont)といえばフランス大革命の「暗殺の天使」。
 浴槽につかった「人民の友」マラー(Marat)の胸に包丁を突き立てた女性です。理由は「彼が生きているともっと人が死ぬから」。ノルマンディー地方の古都カーンからわざわざパリまで出てきているんですね。どの程度かはわかりませんが、ジロンド派の影響を受けていたともいいます。
 マラーは当時山岳派に属し、恐怖政治(la Terreur:この語源でもある)を敷いていました。

 有名な革命肖像画家Davidが現場で描いた暗殺直後のマラーの肖像は極めて有名です。


http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Death_of_Marat_by_David.jpg

 マラーの死後ロベスピエール(Robespierre)に率いられた会派は益々その政治手法を徹底させ、ついに反動の日に失脚するまでに数千の人々(数については諸説あって定まらないようだ)が断頭台に送られました。

 マラーは残忍だったといわれますが、面会を希望する田舎出の娘を疑いもなく近づけているあたり、「人民の友」(L'Ami du peuple)(彼が発行していた機関紙の名前。転じて彼のあだ名ともなった)にふさわしい、人の声を聞く指導者だったのではないかと思われます。

 マラーもコルデーも、その後のフランスの歴史(帝政:王政復古:共和政)の中で、目まぐるしくその評価が変わっていきますが、現代では政治色も失せて、大革命を彩る際立った個性の群像の中に美しく溶け込んでいます。

 で、なぜ突然シャルロット・コルデーかといえば、この人の場合、有名な肖像画があるのですが、その肖像画が裁判の時に、なんと彼女自身の熱烈な希望によって描かれていたと今日知ったからなのであります。下の二つ目のリンク先にあるHPには「彼女の牢獄の中で断頭刑執行二時間前以内に完成した」と解説があります。

http://www.vimoutiers.net/imagesCC/CCHauerw.jpg
http://www.vimoutiers.net/charlotte_corday.htm

http://www.histoire-en-ligne.com/spip.php?article161

 何てこともないのですが、それを知った時のRotaの「うわーっ」という気持ちをお伝えしたかったわけなのであります。

 彼女が法廷に現れた瞬間、傍聴席は暫時静まり返ったといいます。
 この時代の事とて年齢はハッキリしないのですが、25歳ぐらいだったそうです。
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by rotarotajp | 2007-09-15 17:37 | バロック