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2008年 07月 28日 ( 1 )

ポチョムキン村

 ポチョムキン村という言葉を聞いた事がない人はいないと思います。ハリボテ=見せ掛け=嘘の代名詞に使われます。
 かのエカテリーナ女帝がロシア人民の視察に出かけるぞと言い出しましたる際、女帝の寵臣ポチョムキンは頭を抱えました。なにせロシアの農民の生活は悲惨を極めていて、命ぜられた農村の改善開発はまったく進んでいない。
 一計を案じたポチョムキン、豪華な食器や食材やらを集め、本来とはかけ離れた理想の村を創作して女帝に見せました。道筋はハリボテでごまかしたとも言います。「絵のような」田園を眺めて女帝陛下は御満悦。本当にこんな小細工に騙されたのか否かは議論のあるところでしょうが、マリー・アントワネットなども架空の田園をヴェルサイユに持ち込み「素朴」と称して楽しんでいます。なるほど、人は見たいものを見て、自ら騙されるわけです。

 この架空村、共産圏では何度も用いられた手段でありまして、北を「地上の楽園」と形容したような人々もさしずめこの手でやられたのでしょう。北こそ我が理想の地と信じて視察に行くのですから、あちらにしてみたら、それこそ赤子の手をひねるようなものです。
 どこで読んだかのか忘れたので確認できませんが、ゴルバチョフ書記長だったと思います。視察の際、あまりに立派な食器が庶民の食卓に並んでいるので「わが国も立派になった」と、感極まり、磁器を手に取り、裏返して底を覗いてみました。するとそこに党幹部食堂の刻印がおされていて、大憤激したなんて笑い話のようなこともあったそうです。

 日本の政治家の海外視察なども、こうしたハリボテ見学に終始しているものはきっとあるのでしょうね。なぜ急にポチョムキン村かというと、つまり一党独裁の国などから流れてくる映像などはまったく信用ならんということなのです。全部が全部というのは不可能でしょうが、多少の印象操作は覚悟して見るべきです。そもそも言論の自由がない国では自由に喋れないのですから、そこからして嘘です。ある番組をみて苦笑したので、メモがわり。
 もっとも皆さんそんなことは承知のうえで、プロレスを見るような感じで、ニヤニヤと見ているのだと思いますが・・・
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by rotarotajp | 2008-07-28 21:21 | 時事