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日々是勉学


by rotarotajp
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欝欝

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-36698020090226
http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUST127880
「金融危機でアジアの自殺増加、韓国や日本が深刻」
FEATURE-In Asia, suicides rise due to financial crisis
ロイターがでっかい記事にしてました。

 最近近所の古本屋さんに行くといい本がない。本当にない。こんな本みんな読んでるのかぁ、というしょうもない本ばかり。いい本は手元にとどめて置くからかな・・・いつか落語家の談志氏が「文化程度の低いところほど立派な文化会館が建ってる」といって笑いを誘っていたけど、そういえば近所に凄まじく立派な会館が建っている。最近は予算が厳しいのか、この巨大な建物の清掃が行き届かないようで、全体がなんとなくくすんできている。ペンキの塗りなおし、きっと大変です。

 お、サウンド・オブ・ミュージックやってますなぁ・・・
 いい女の人はいいなぁ。
 その人の周りだけ天国になっている。しょうもない女の人のまわりが地獄になってるとの対照的です。どうでもいい女の人のまわりは空気ですな。男のまわりには毒気が漂っている。それがまたいいのですがね。
 ふむぅ。
 子供の頃きれいだなぁと思ったのは「フラッシュダンス」のジェニファー・ビールス氏。ちょうど流行ってました。最近「Lの世界」に出て人気再燃したそうです。このTVドラマはもう一人の好きな女優さんでマーリー・マトリン氏も出ているので、なんとなく見たいと思わないでもないのですが、少女マンガの星の瞳の世界っぽいのでパス。

 なんかオモロイことはないもんですかねぇ。
 いいかげんこの欝を払わなくては・・・。
# by rotarotajp | 2009-02-26 21:45 | 私事

薬缶夜話

「ごめん」
「へい、いらっしゃりませ」
「うむ、ごくろうであるな。おまえは当宿屋の何だ?」
「へぃ、手前、当宿屋の若いもんでございます」
「なに若い者?若い者にしては、ずいぶんと頭が禿げておるな」
と、短い笑いを取るのが御存知、落語の「宿屋仇」。

 禿げる禿げないは意外に大問題である。

 かくいうわたしも、祖父の一人はツルツル、もう一人はフサフサで、いつ遺伝子の悪戯があるかわからない。
 なにせこの偏食とストレスの社会。久しぶりに旧知の友に会ったりすると「あっ」と驚く例も少なくない。立派な波野波平になって、頭頂に一筋、ひょこっと立っている。
 それを何よりも大事にしている。
「や、最近ちょっと薄くなってね」「昨日、床屋に行ったから少し薄く見えるかもな」
 片手で掴んでピっと抜いたらきっと殴られる。本気で殴られる。いや、絶交される。

 生半可な奴ならきっとこう言うだろう。
「小さな事にこだわりやがって。昔のお前はそうじゃなかった。もっと大きい男だった。ショーン・コネリーを見ろ、いまの厚生労働大臣を見ろ。かっこいいじゃねえか」
 これはいけない。
 本人も一度ぐらいはそんなことを考えて鏡を見ている。
 鏡の前でじっくりと自分を見て、縦から見ても斜めから見ても、後ろから見てもショーン・コネリーじゃないとちゃんと気づいている。
 似てんのは上から見たときだけだ。

 難しいのである。
 ちゃかしているわけではない。
 われとわが身を案じて書いている。
 と、いうのも今、鏡を見つめつつ、わが額の際の毛がやや後退してきたような・・・いや・・・うぬ・・・しかし・・・これは・・・・
# by rotarotajp | 2009-02-25 20:50 | 私事

観た

 アメリカ大統領の議会演説。
 三本柱はエネルギー革命、医療革命、教育革命。子供は勉強せいとよ。ゲーム関連株は下がりそうだなぁ。
 ここまで断言されては日本製品、もうアメリカじゃ売れない。外国製品を買う人間はアメリカ人じゃないといったも同然の雰囲気に感じられた。保護主義を排す、されど我は別、ってね。いつものジャイアニズム。
 在日米軍の縮小撤退みたいなこともあるかな。軍事をはじめとするえらいコストカットを匂わせてたけど・・・日本はアフガンだけじゃなく、自国の安全確保、つまり最終的には「軍拡」まで求められるのかも。 
 これは午後の市場の評価が楽しみなような怖いような。
 東京、というか日本にはどちらかというとマイナス・・・かな・・・。ううむ、わからん。あと数分。
# by rotarotajp | 2009-02-25 12:28 | 時事

陰惨無残

 もう毎年恒例の投稿ですが・・・
 昨年の自殺者数が32000人を越え、11年連続の3万人越えが確実になったそうです。この数は確定数で、捜査の進展によってまだまだ増えるはずであるとか。
 ぶっちぎりで先進国ワースト一位。
 男女別で見ると、女性の場合は他の国と同じように70代以上の人の率が高いのですが、男性の場合は50代が一番高く、左右になだらかで、いわば富士山型になっています。中でも30代~40代の率が大きいのは特に珍しい現象で、これも先進国ワースト一位なんだそうです。これは常識的に考えれば、自殺にいたる大きな原因の一つが、日本の場合は加齢に伴う病苦等ではなく、貧困であることを暗示しているように思われます。
 すこし視点を変えれば、国民皆保険制度等の優れたシステムによって、加齢の痛みが他国に比べ和らげられているからこその、この結果。もし将来、万が一にもこの医療制度が崩れたりすると、他国同様、加齢と共に率がぐんぐんと上がって行くのかもしれません。60代から一端下へ折れるグラフを、他国のグラフの形にあわせてそのまま上へ引いていくと、恐ろしいような率になります。10万人あたま200人ぐらいになってしまうのではないでしょうか?日本が死守すべきものが理解できようというものです。
 このテーマはわたしには異様に思えましたので、もう何回も書いていますが、特別問題視されているのも聞きませんし、何かが変わっていくという事も聞きません。つまり日本においては大きな問題なのではないのかもしれない。連日のトップニュースでもおかしくないと思うのですが・・・。国の文化は色々ですから、それはそれで一つの、まあ、選択なのだろうなぁ、と思います。共感しろといっても、それは無理ですけどね。

 どこに根があるのかなと、色々と考えてみれば忠臣蔵なんておかしい。
 艱難辛苦の末、ようやく主君の仇を報じて、勲章でも貰ってハッピーエンドかと思いきや、泉岳寺に生首奉じ、それぞれに切腹の命を受けて、ズバっとお腹の皮を一文字。これが美談でまかり通る。
 けっ

 さて、
 ジョン・フォード監督の「静かなる男」をぼんやり眺めながら、あ、これは宮崎駿氏のラピュタのシーンだ、とふと思いつきました。さすがに名監督だけに、色々な人に影響を与えているのですね。時代を経た、遠い極東の監督にまでリスペクトされている。はて、するとあの炭鉱の町は「わが谷は緑なりき」か、とニヤリ。
 「静かなる男」や「わが谷は緑なりき」には、その映画の隅にアメリカへの憧れが塗り込められていて、夢の国アメリカの今の惨状を、この映画を観て育った人が知ったら哀しいだろうナァなどと一考。
 嗚呼、しかし、いいなぁ。ジョン・フォード監督。

 連想で言えば、最近、山本周五郎氏の短編「殿様と泥棒」(だったかな?)が、落語の「貧乏神」をモチーフにしていることにはじめて気づきました。

 日々是勉学といいながら、なんとまだ吾の浅学なことよ。
# by rotarotajp | 2009-02-24 19:56 | 時事

チャート

チャート_d0052110_13112356.jpg


 84年に日経平均が10000円を超えます。(上のチャートは日経225)
 新紙幣が出た頃です。
 アメリカの大統領はレーガン氏。日本は中曽根氏かな?

 80年代の半ば、プラザ合意の後、いよいよ日本がバブルに向かう時期に、ソ連ではゴルバチョフ氏が書記長に就任します。その後五年間のソ連はまさに疾風怒涛でした。
 グラスチノスチ、ペレストロイカ、そしてデタント。
 今となっては懐かしいなぁ。

 87年に本格的バブルの時代に突入。
 狂乱地価の時代です。地上げなんかが横行して、都心の畳一畳分の土地が何十億とか、日本の地価総額でアメリカが数回買い切れるとか、あきれ果てるバカっぷりをさらしてました。
 アメリカで株が暴落しても日本は我が世の春。
 89年には日経平均約38900円。

 わずか五年で日経平均株価は約四倍になったわけです。
 暮れのニュースは「来年は5万円台がみえる」予想なぞで盛り上がっていました。

 ところがすでに89年から内部の崩壊は始まっておりまして、年が明けてみると、オイルショック以来の経済成長の終焉がすぐそこに迫っていたのです。
 日銀の金融引き締めと共に株価は一気に下落。

 日経平均は2000年に大胆な銘柄入れ替えをやっているので、ITバブル崩壊あたりのチャートは過去との連続性に欠けます。ITという巨大な社会変動を内部に取り込み、より経済の実態に近い数値にしたという側面がその不都合を打ち消しているとは思いますが・・・それを含みつつ・・・

 今年の2月20日トピックスは25年ぶりの値を記録しました。つまり1984年以来。外国人が皮肉っぽく「アメリカがひどいと思うなら日本を見てみろ。やつらは二十年も不況やってるんだぜ」といってるのは、まあ嘘でもないわけです。84年当時、麻生太郎氏は44歳。政界入りして5年目です。中川昭一氏は初当選の一年生議員でした。


 出生数が死亡数を下回り、人口の自然減が始まったのが2005年。出生率は89年の1.57%ショックを境に、バブル崩壊の進行と共に下がり続け、今は1.2~1.3の前後だったと思います。ちなみに出生数減少の理由を聞くと、一位が「お金がかかるから」(58.2%/1997年調査)、二位が「経済的に負担がかかるから」三位が「仕事と両立させられないから」だそうです。「子供が欲しくないから」という人は、この当時でも一割程度しかいません。

 人口減は当然経済の縮小につながります。
 出生率を見る限り、今後も日本経済の縮小傾向は新しい人口増加(移民?)がないかぎり、変わらないはずです。内需型経済への変換を求められている以上、衰退はこれまでも早く、激しくなるでしょう。


 ところで与謝野大臣、「能力はないが体力はある」と三職兼任を引き受けられたとのこと。日本人にはわかっても外国人にはわからない。能力がないのになぜ引き受けるのか?次の財務金融大臣は自ら三職を兼ねる能力がないと認めたと、とられはしないのでしょうか?(幸いにもそうした部分をクローズアップして報道しているところはないようですが・・・)
 シラフなだけに酩酊以上の問題です。このような言葉を発信しても大丈夫、と判断しておられる、その判断力が・・・・。
 これも、以前に書きましたが、この方の手腕に再生の希望を託す国民としては、きっと何か意図ある御発言なのだと信じるほかない、それにしても・・・どうも・・・
 ガイトナー氏が、健康だけど能力はないヨ、といっている姿は想像ができません。もし今この瞬間に、長官がそんな発言をしたなら「じゃあ辞めてよ」とメディア・国民の総攻撃を受けるのは必至。オバマ大統領の政権運営能力にも疑問符がつくことでしょう。

・・・次の総裁候補にも推されておられるそうですが・・・・
 もし能力がないとお感じになられているようならな担がれないでくださいね。
# by rotarotajp | 2009-02-21 13:13 | 時事